ペット業界に激震が走っている。9月9日、大手ペット販売店「Coo & RIKU(クーアンドリク)」について「デイリー新潮」が、利益至上主義に支配された「不健康な犬猫を販売し続ける営業手法」を続けていると報じた。
記事によると、同社は全国に11カ所の大規模繁殖場を設置。「交配を嫌がるメスを無理やり交尾」「死んだ犬は冷凍庫に一度保管され、たまったら火葬場へ運んで処分」「ネズミも毎日2、3匹捕獲される」といった繁殖現場の過酷な実態を、元社員が証言している。
この報道により、同社に対する批判が殺到。X(旧Twitter)では、悪徳商法などの被害者救済に取り組む紀藤正樹弁護士が「そろそろペットの展示販売自体を規制すべき時が来ているのではないか」と投稿。実業家のひろゆき(西村博之)氏も「犬を安売りする為に大量繁殖」と指摘した。
こうした中、思わぬ「流れ弾」が直撃しているのが、女優の田中麗奈だ。
「彼女は昨年、同社のイメージキャラクターに就任した。CMではチワワの子犬と戯れながら、動物の『無償の愛』について語っています。近年、ペットの店頭販売への批判が高まっているだけに、当初から『出演リスクが高いのでは』と言われていた。今回の報道で、田中自身にも批判が寄せられる事態となってしまいました」(広告代理店関係者)
そして田中にはさらなる追い討ちが。
「9月11日には『線虫がん検査』を展開するN-NOSEのビジネスについて、NewsPicksが『偽陽性や偽陰性の多い、問題のある検査』だと報道しました。この会社のCMにも田中は昨年、出演していました。もともと専門家から効果の疑念が指摘されていた線虫がん検査だけに、ここでも彼女の迂闊さは否めない。今後は広告塔になる前に、企業やサービスの評判をしっかりと調べるべきですよ」(前出・広告代理店関係者)
まさかの「流れ弾2連発」なのだった。
(川瀬大輔)