スポーツ

【歓喜の光と影】優勝したから「反岡田派」が騒ぎ出す阪神タイガース内紛の「火ダネ」

 ついにアレを達成した阪神タイガースは、18年ぶり6度目の歓喜に包まれた。敵なしの横綱相撲で9月14日でのリーグ制覇は、球団史上最速。岡田彰布監督は胴上げで6度、宙を舞った。アレフィーバーで、関西はお祭り騒ぎだ。

 采配が冴え、勝つ喜びを若トラに教え込む岡田監督がタクトを握ったことが、チームのイノベーションにつながった。その安定の基盤を、在阪メディア関係者が解説する。

「岡田監督の後ろ盾となっているのは、球団親会社である阪急阪神ホールディングスの角和夫会長兼グループCEOです。角会長は阪急電鉄出身で、岡田監督に気持ち良く指揮を執ってもらうために、環境を整備。会長の右腕となっている阪急電鉄の杉山健博氏を球団オーナーにねじ込みました。2006年に阪急が阪神を傘下に入れて子会社化した時期から、球団内には阪急電鉄から送り込まれた職員と、阪神電鉄から送り込まれた職員が混在するようになりました。双方が派閥争いを繰り広げていますが、現在の球団組織は阪急電鉄のパワーが阪神電鉄を上回っています」

 18年ぶりのリーグ優勝でも球団内は統制が取れているわけではなく、緊密な関係は保たれていないという。奔放な発言の岡田監督を嫌悪する、阪神電鉄サイドのフロント幹部もいる。

「球団フロントの中では阪神電鉄サイドが反岡田派を形成しています。角会長=岡田監督の強力なパワーで球団が阪急電鉄に飲み込まれている様子に、歯ぎしりしていますよ。今や球団の実情は『阪神タイガース』ではなく『阪急タイガース』です。来年以降、チームの順位が落ちてバランスが崩れた時に、阪急阪神ホールディングス、阪神電鉄本社、球団をめぐって火ダネになる可能性があります」(前出・在阪メディア関係者)

 内紛がお家芸のタイガース。球団のゴタゴタで足を引っ張ることがないことを願うばかりだ。

(田中実)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
3
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
4
落合博満が「何の連絡もない」と困惑する「中日OB戦オファー事件」の舞台裏
5
広島・新井良太2軍コーチ「地元女子アナと結婚」までの「夜の歓楽街」寂しい活動