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巨人「阿部新監督」なら待ち受ける選手間で「待望論ゼロ・指導力ゼロ」評価のイバラ道

 プロ野球セ・リーグの巨人次期監督に阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが決定的となった。巨人は10月4日に今季最終戦を迎えるが、監督通算17年目を迎えた原辰徳監督は来季までの契約を残した状態で退任となる。

 いったい何が起きたのか。それは巨人・山口寿一オーナーの「来季のことは真剣に考えないといけない。(1年残る)契約についても真剣に考える必要がある」のコメントが引き金になった。多くの球団関係者も仰天したこのオーナー発言で一気に原監督の去就が一気に微妙になっていた。

 このコメントを境に、原監督は試合中でも目はうつろで諦めたような表情が確かに増えていた。巨人にとって同一監督による初の2年連続Bクラスよりも「3年連続V逸」は一大事だ。過去には長嶋茂雄監督(1978年~80年、97年~99年)、王貞治監督(84年~86年)、高橋由伸監督(2016年~18年)のわずか4例しかない。それぞれ3年連続V逸の間にその去就が大きく揺らいだ。

「長嶋監督は1度目の3年目に解任、98年には2年連続V逸で辞表を出しました。王さんは2年目に進退伺いを出しましたが、当時の球団オーナーが慰留した。高橋監督は3年目に交代。原監督に再登板を要請したのが今の山口オーナです」(巨人担当記者)

 来年まで契約が残っていても3年連続V逸の山口オーナーの考えでは原監督の「続投」はなかったということだ。原監督の次は阿部監督が規定路線だったが、

「阿部さん自身も3年連続のV逸で責任を感じていると発言しました。また2軍監督時代の『パワハラ指導』で選手の間でも待望論はなかった。指導力のなさも球団を含め認識している。コーチ陣も全権監督だった原さんが連れてきた人ばかりですから、このままでは今後も相当厳しいですね」(別の巨人担当記者)

 来年球団創立90周年を迎える巨人だが、茨の道は当分続きそうだ。

(小田龍司)

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