スポーツ

巨人・元木大介コーチが自ら辞める理由は「阿部監督に高橋由伸と同じ苦悩を背負わせたくないから」

 巨人の元木大介作戦兼内野守備コーチが、今季限りで退任する。自ら球団に申し入れた形だが、野球解説者の高木豊氏は、自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で10月12日、その理由を考察した。いわく、

「俺がいることによってやりにくさが出ると、(阿部)慎之助がかわいそうだな、と。愛だと思う」

 その上で高木氏は、自身を阿部慎之助新監督の立場に置き換えて、こうも言う。

「俺がチームを率いるとしたら、元木に声かけるって。やっぱね、野球脳が違うんだよ。よく観察もしてるし、よく勉強もしてる」

 その一方で、阿部監督には「ダメ出し」だ。10月6日に行われた就任記者会見で阿部監督が、

「セ・リーグは今年度、『アレ』で盛り上がっています。来年度は『アレ』ではなく『アベ』でいきたいと思います」

 などとジョークを繰り出したのだが、

「いや、このギャグにはついていけない、ちょっとって、そこがあったかもしれない。元木はバラエティー向きで、そこらへんも才覚ある人だからね」

 冒頭で高木氏が指摘した「やりにくさ」については、過去にこんなケースがあった。高橋由伸監督時代の3年間(2016年~2018年)、参謀役は村田真一ヘッドコーチ。指揮官はのちに、目上の村田コーチを扱いづらかった、と振り返っている。

 翻って元木コーチは原辰徳監督に請われ、2019年に内野守備兼打撃コーチに就任した。翌20年にはヘッドコーチに昇格し、巨人2連覇に貢献。スポーツライターが言う。

「年下の阿部新監督を手助けしたいとの思いもあるでしょうが、かつての高橋監督と同じ苦悩を生むかもしれないと、そんなことが頭をよぎったのかもしれない」

 かつては「クイズ!ヘキサゴンⅡ」(フジテレビ系)などで、タレントとしての才能を発揮した。またバラエティー番組で、その姿を見ることはできるか。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「花咲舞が黙ってない」第3シリーズ「主演候補」は今田美桜のほかにもうひとりいた
2
やす子に異変!最大のストレス発散法「貯金額を見る」で大いに問題になること
3
【悲願構想】巨人「築地ドーム球場建設」2034年に本拠地移転でついに「松井秀喜監督」を誕生させる
4
テレビ朝日・斎藤ちはるアナ「ラグビー姫野和樹とお泊まり交際」に局内大歓迎の理由
5
佐々木朗希・佐藤輝明・堂林翔太の「欠陥プロ野球カード」に「マニア大量購入⇒高額転売」のウハウハ