スポーツ

やくみつる×ダンカン×カネシゲタカシ“プロ野球&MLB”2023後半戦「スキャンダル大反省会」(3)阪神優勝に関心のない東京

─阪神の優勝で「アレ」がいよいよ流行語大賞に選ばれそうですが。

カネシゲ ここでようやく阪神の話題ですか(笑)。さすがスキャンダル反省会。

ダンカン 流行してないね。世の中に全然浸透してないですよ。

やく いや、してるよ。さすがに謙遜が過ぎる。

ダンカン 関西はそりゃ「アレ」ばっかりだけど、東京の人たちは阪神が優勝しても何の関心もないし、街中で「アレ」なんて聞いたこともないよ。

カネシゲ 確かに。東京で暮らしてると阪神優勝は何でもない。新幹線でいうと「アレ」が使われているのは京都駅あたりからでしょうね。

ダンカン 優勝しても特番なんてほとんどやらないからね。唯一やったのがニッポン放送で、ゲストが俺と松村邦洋と千秋ちゃん、ますだおかだの増田くん。この4人、マニアックすぎて虎風荘の寮長の話なんかして。普通の阪神ファンが聴いてもまったくおもしろくないの(笑)。

カネシゲ 相次ぐヤクルト投手の死球に岡田監督激怒。「そういうチームなんやろ」という発言も。岡田さんは男気がある方で。

ダンカン 子供なんですよ。近本のデッドボールの時「(謝罪させようとヤクルトベンチをのぞいたら)おらんかったんよ、高津」なんてフツーは言わないでしょ。ルーキーの森下が10本塁打を記録したことについて聞かれると、「俺は18本打ったけどな」。8月19日の横浜戦、8番で起用された小幡がタイムリー含む3安打の大活躍した時も「試合前のミーティングで俺だけやけどな、小幡で行く言うたの。他のコーチはみんな木浪やったけどな」って。「俺が俺が」がすごいんだよ。

カネシゲ 岡田さん、「アレとオレ」なんですね(笑)。

─岡田監督が球団にかけ合い、年俸査定で四球の評価を高く設定!

ダンカン 昔から打撃コーチたちは「スリーツーになるとフォークが来る確率が高いから見逃せ。間違ってストレートが来て三振なったとしても俺が全部責任を取るから」って言うんだけど、誰一人責任を取ったことがないんですよ。

一同爆笑

カネシゲ 四球とヒットは一緒。岡田監督の言葉は選手の勇気になりますね。

ダンカン むしろ投手は四球の方が嫌かも。2人ともDeNAファンみたいだけど、CSはどうだったの?

やく う〜ん。神奈川新聞に描いたネタは三浦大輔、相川亮二、石井琢朗を記者会見の席に呼んで、NGリストなしで質問させて総括させろというもの。地元紙神奈川新聞にはシーズン中、チーム批判的なネタは描かないようにしていたんですよ。あまりにも采配が情けなくて。

カネシゲ 短期決戦はチームに足りないものが全部浮き彫りにされますからね。

─10勝4敗、防御率2.76と活躍したバウアーが他球団に流出しそうです。

カネシゲ っぽいですね。このままメジャーから声がかからなければ、国内で争奪戦になるんでしょうね。

─行き場がなかったバウアーを拾ってあげたのはDeNAなんですが‥‥。

やく そういう恩義は感じてないのかなぁ。楽しそうにやってたじゃないですか。上がりの日は自由にスタンドにいていいし、席も取っておくよ。

─「優勝を狙えるチーム」に行きたいと。

やく 番長じゃなぁ‥‥。

─とはいえ、最後はお金なんですかね?

ダンカン YouTubeやってるんだから年俸は投げ銭制にすれば(笑)。

やく 10人くらいクビにしてもいいから残さなきゃ。濵口(遥大=3勝7敗、防御率4.50)あたりと契約してる場合じゃないんですよ。ちょっとでもバウアーに回さなきゃいけないのに。

ダンカン ハハハハハ。昔、横浜は大量解雇(1993年に高木豊、屋鋪要など主力選手6人を解雇し、FA宣言していた巨人の駒田徳広を獲得)で問題になりましたからね。

カネシゲ 今永のポスティングの金で筒香を復帰させる説もあるけど、その資金でバウアーを残留させるのもありじゃないですか?

やく 今永がメジャーに行ってどうするの? あんな軽い球でボカスカ打たれるだけなんだから。やめとけっつーの。

─ファンは厳しい(笑)。

やくみつる:81年に「がんばれエガワ君」(芳文社)での漫画家デビュー以来、40年以上にわたる野球風刺漫画の重鎮。「新語・流行語大賞」の選考委員も務める。ベイスターズファン。

ダンカン:言わずと知れた「たけし軍団」メンバーで、所属事務所「TAP」の専務も務める。小学校入学以来の阪神ファン。

カネシゲタカシ:よしもと芸人として活動後、漫画家デビュー。「野球大喜利 ザ・ベスト〜こんなプロ野球はイヤだ〜」(小社刊)他、著書多数。ベイスターズファン。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
世界タイトル獲得翌日に王座返上宣言のボクシング新王者に具志堅用高が猛然と苦言
2
藤井聡太「連敗で八冠陥落危機」を引き寄せた「縁起の悪い将棋めし」
3
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言【2024年4月BEST】
4
GW中にまた!死亡者が続出しても「だんじり祭り」を中止にできない「経済効果」
5
【ボクシング】井上尚弥の弱点を突ける選手って…担当トレーナー・八重樫東が分析した「条件とスタイル」