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貴闘力がイチローに賛同する「もう厳しく指導できなくなった」…さて、どうするか

「今の時代、指導する側が厳しくできなくなって。(中略)自分たちで厳しくするしかないんですよ」

 大相撲元関脇の貴闘力が、自身のYouTubeチャンネル〈貴闘力部屋〉を更新(12月9日)。日米通算4367安打を誇る元メジャーリーガー・イチロー氏の言葉を取り上げて、「相撲界も同じ」と大きく頷いたのだった。

 若乃花、貴乃花の兄弟横綱を生み出し、1990年代の相撲人気を牽引した藤島部屋。貴闘力も同部屋に籍を置いた一員である。

「貴乃花とか安芸乃島は、言われなくても(稽古を)やって自分を高めていける力士。オレとかさ、貴ノ浪とか若乃花とかさ、親父に毎日厳しく言われないと上がっていけない力士もいる。8、9割の人間はそうかな。厳しく言われないと堕落してしまうんよ。意志の強い力士とか、そうはいない」

 貴乃花の稽古好きは有名だった。一方で、大関・小錦にはめっぽう強く、「小錦キラー」と呼ばれた安芸乃島は、先に胸を出した貴乃花が降参してしまうほど、稽古場では強烈なスタミナを誇っていた。

 幕内最高優勝2回を誇る元大関・貴ノ浪は、入門して4年で十両昇進という出世を遂げたが、藤島親方からは大器であるがゆえに「1年遅い」と叱責されたという。再び貴闘力の言葉を聞こう。

「叩くのはよくないけど、厳しく教えないと。厳しい教えが自分の収穫になるわけだから。オレも多分、藤島部屋じゃなかったら強くはなってなかったかもしれないね。そこまで上げてくれた感謝の気持ち、ウチの師匠にはね」

 貴乃花が1993年1月場所で大関、1995年1月場所に横綱として登場したのに対し、若乃花は1993年9月場所で大関、1998年7月場所で横綱に。いずれも昇進は弟に後れをとったが、それでも厳しい親方の教えなくして、兄弟横綱は誕生しなかったのである。

(所ひで/ユーチューブライター)

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