社会

菅原文太、竹原慎二も発症した膀胱ガンは緑茶と禁煙で予防できる!?

20141205sugawara-2

 先日、高倉健さんに続き、戦後を代表する大スター菅原文太さんが転移性肝ガンによる心不全で亡くなった。享年81。07年には、膀胱ガンを発症、全摘出を勧められるも膀胱温存療法を選択、再発が危惧される5年間を過ぎようとした12年末に、今度は肝臓にガンが見つかった。

 このことでもわかるように、膀胱ガンは60歳以上に多い高齢者の病で、発症が人口10万人あたり約17人という絶対数の少ないガンでもある。が、「最近、若年者の症例も増えている」と指摘する医師もいる。しかも再発を繰り返すやっかいな病なのだ。

 先月放送された「爆報!THE フライデー」(TBS系)で、元WBA世界ミドル級チャンピオンで、タレントの竹原慎二さん(42)が膀胱ガンで、現在も闘病中であることを明かしていた。

 膀胱ガンとは「膀胱粘膜に発生するガン」(「家庭医学館」=小学館=)で、一番多い症状は血尿。痛くもかゆくもなく、しばらくすると血尿が止まるので放置しがちだが、それで悪化させるケースが大半だという。

 この病気、5年生存率は70~90%と高いのだが、再発率も約60%と高い。菅原さんも完治と思われていたが、発病後の7年後に帰らぬ人となった。漢方薬店の仁生堂・大村悌冶郎 薬剤師は、

「緑茶を多く飲む人ほどかかりにくく、再発や転移を抑える効果がある」

 と言うのだが、この病、これといった原因もわかっていないのだから確実な予防法もない。日本大学医学部付属光が丘病院の吉川哲夫医師は講演でこう述べている。

「膀胱ガンは、今のところ確固たる予防法はありませんが、早期診断、早期治療によって予後が向上します」

 血尿が出たら、すぐに基幹病院(総合病院や大学病院クラス)の泌尿器科の受診を勧めている。ただし、吉川氏は、こうも言っている。

「喫煙者は非喫煙者の2~3倍の発生率です」

 やはり禁煙は必須のようだ。

カテゴリー: 社会   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
2
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
DeNA大型新人・渡会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
4
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
5
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」