芸能

近藤真彦「よくカメラマンを家の前で捕まえた」/テリー伊藤対談(3)

テリー 当時、恋愛ってできたの?

近藤 してましたけど。でも、どうなのかな。こういう(両手で前しか見えないポーズ)恋愛はしなかったかもしれないですね。こういう恋愛をしてるように見えたかもしれないですけど。

テリー 例えばデートなんかもできたの?

近藤 僕1回、車の免許を取った後に、女優さんとデートに行ったんですよ。羽田に飛行機を見に行こうって言って。

テリー へぇ。車、何だったの、その時。

近藤 車はBM(W)だったのかな。それで、2人ともデートの経験もそんなになくて、ちょっとドキドキしながら飛行機を見てたら、助手席の窓をコンコンってやられて、パッと見たら警察だったんですよね。ヤバいと思って。助手席の窓を開けたんですよ。そしたら「すみません、あ、運転手さんそちらですか」って。

テリー ああ、左ハンドルだから。

近藤 それで、その警察の人が「免許証見せていただけますか」って言ったら、彼女が豹変して、「いや、あなたが本物の警官かわからないから、まず警察手帳を見せなさい」って始まっちゃったんですよ。

テリー ええっ! その時、2人とも有名人なんでしょう?

近藤 はい。だから、こっちはできるだけ穏便に済ませたいのに、「この子、こんな性格だったんだ」と思って、ビックリしたことありましたね(笑)。 

テリー で、どうなったの?

近藤 いや、「警察手帳を見たければ、交番まで来てくれれば見せますよ」って言われて、「じゃあ、行きましょう」って話になってるんだけど、僕が「もう、いいじゃん。絶対本物だから」って言って、免許証を見せて終わりました。

テリー その彼女とは?

近藤 別にそれが原因ってわけではないですけど、それっきりでしたね。

テリー なるほどね。やっぱりデートって、そういうところが多かったの? あんまり人の多いところは行けないから。

近藤 あとは僕、バイク持ってたので、家へ行ってましたね。

テリー ああ、そうか。ヘルメットかぶってるし。

近藤 そうですね。ヘルメットをかぶってればバレないから、エレベーターもそのままかぶって乗って。

テリー いい時代だね。

近藤 でも、僕らがデビューしたのが「FRIDAY」とか「FOCUS」が出始めた時で、みんなには「不幸な時代だな」って言われたんですよ。「ちょっと前はカメラマンが隠れて写真を撮るなんてなかったよな」って。だから僕、よく捕まえましたよ。

テリー カメラマンを?

近藤 そう。家の前で捕まえて、「ちょっと勝負しましょう」と。「あなたは隠れて撮ろうと思ったけど、俺に見つかって失敗したんですよね。今日の件はなしにしなさい」って言ったら、「わかりました。見つかっちゃったんで責任取って帰ります」って、ほんとに載らなかったことがあります。

テリー おもしろいなぁ。いや、それはやっぱりいい時代だったんだよ。

近藤 そうですかね。そんなこともありましたし、家のベランダからゴミ置き場を見たら、大きなダンボールが何個かあって、そのひとつがカサカサって動いたこともあったし。

テリー カメラマンが隠れてたの?

近藤 ええ。だから、「ダンボールは勝手に動かないぞ!」って言って(笑)。いろんなことがありますよね。

ゲスト:近藤真彦(こんどう・まさひこ)1964年、神奈川県生まれ。1979年、「3年B組金八先生」(TBS系)でデビュー。1980年に「スニーカーぶる~す」で歌手デビューして以降は、「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」「ミッドナイト・シャッフル」など数々の作品をヒットさせた。また、1984年からはカーレーサーとしても活動し、2000年にレーシングチーム「KONDO RACING」結成。2023年「日本レースプロモーション(JRP)」の会長に最年少で就任した。2024年1月6日、「Zepp Fukuoka」を皮切りに「MasahikoとYoshio Live Tour2024」スタート。3月23日、31日には日比谷野外音楽堂で「MasahikoとYoshio 野音Live 2024」が開催される。現在、「Masahiko Kondo KANREKI DASH『M5K9』LIVE TOUR 2023-2024」を全国で開催中。還暦バースデーコンサート「日本武道館Thank you veryマッチ-60th Anniversary 2024.7.19」開催決定。

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