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宮城野親方が「第二の貴乃花」になりかねない弟子・北青鵬の「部屋内暴力と窃盗」で降格騒動

 元横綱・白鵬の宮城野親方が「第二の貴乃花」になる可能性も出てきた。

 弟子である幕内・北青鵬が、同じ部屋の弟弟子に繰り返し暴行していたことが発覚。さらに他の力士が稽古中には、財布からカネを盗んでいたという。

 日本相撲協会のコンプライアンス委員会は北青鵬に引退勧告をすると同時に、師匠である宮城野親方の監督責任を問い、委員待遇から平年寄へと2階級降格する処分案を決めた。

 元横綱と元大関は引退直後から委員待遇となり、通常は平年寄になることはない。今回の異例の処分は臨時理事会を待って正式決定するが、まず覆らないと思われる。

 長年、大相撲の取材に携わる相撲記者は、次のように話す。

「そもそも宮城野親方は、現役時代からその言動が問題視されていました。そのため、40回を超える幕内最高優勝を果たしながら、素行面から一代年寄になれなかった。臨時理事会でも、宮城野親方を擁護する声はないのでは」

 所属する伊勢ケ浜一門内での立場も微妙だ。宮城野親方は一時、将来の相撲協会理事長の座を狙い、今年1月に行われた理事選に立候補する意向を固めていた。周囲の説得もあり、結局は断念したが、これが一門内で禍根を残しているという。前出の相撲記者も、宮城野親方の身の上を案じる。

「いいか悪いかは別にして、どの一門にも理事選出馬には暗黙のルールがあります。それを大横綱だからといって軽視するような言動をすれば、敵を作るばかりです。理事選やその先の理事長選もそうですが、強引に進めるとしっぺ返しがくる。今の八角理事長と対立した貴乃花の二の舞いになりますよ」

 現在はタレントとして活躍する貴乃花は、弟子の貴ノ岩が横綱・日馬富士に受けた暴行事件に端を発した一連の騒動で理事を解任され、その後は貴乃花部屋も消滅。自身も相撲協会を退職することになった。

 当時、取材した大相撲関係者は、

「結局、相撲界は村社会ですからね。貴乃花も反八角色を鮮明にしたことが命取りになりました。宮城野親方は今回、どんな処分を下されても、しばらくはおとなしくしていないと。変なアクションを起こせば、将来的に視野に入れている理事長の座はおろか、どんな有形無形の圧力がかかるかわかりません」

 今は嵐が過ぎ去るのを待つしかないか。

(阿部勝彦)

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