政治

岸田総理「4月電撃訪朝」で「新拉致被害者」帰国の舞台裏(1)岸田総理に「閣下」の敬称

 固く閉ざされた扉が再び開くか。これまで没交渉で取りつく島もなかった北朝鮮に異変が起きている。〝北の将軍〟が日本の総理を「閣下」と呼び、鉄仮面の妹も「訪朝」に言及。20年以上、まったく進展のなかった拉致問題だが、水面下交渉の舞台裏では〝新〟拉致被害者の帰国まで画策されていた!

「すでに解決した拉致問題を両国関係の障害物としないなら、岸田文雄首相が平壌を訪れる日が来ることもありえるだろう」

 2月15日夜、北朝鮮の金正恩総書記(40)の実妹でナンバー2として知られる金与正朝鮮労働党副部長(35)が異例の談話を発表した。

 日朝首脳会談をにおわせる内容に、日本政府の関係者の間では、「協力関係にある日米韓の足並みを乱そうとしている」「総理は北朝鮮と対話する気があるのか、本音を知りたい」など思惑が交錯し、情報収集と分析に追われた。

 かねてから、岸田文雄総理(66)は拉致問題について、「私直轄のハイレベルでの協議を進める」と表明し、条件をつけずに金正恩との会談を目指してきた。

 その最中での〝すり寄り〟談話に、朝鮮半島事情に詳しいジャーナリストの五味洋治氏はこう話す。

「実は、昨年から北朝鮮と日本は政府レベルでの接触が行われてきました。春にハノイ、夏に北京、最近でもバンコクで接触したという話があり、今年3月に何か結果を出そうと進んでいたのです。金正恩の目当ては、まだ受けていない戦後補償金の道筋をつけること。それと人道支援です。長引く経済制裁の影響で国内は食糧不足が慢性化。結核患者も多く、薬の支援も求めてくると思います」

 1月の能登半島地震では、金正恩は被災者を見舞う電報を送り、岸田総理のことを「閣下」と敬称で呼び持ち上げることもあった。

 確実に今までとは違う空気が漂う半島情勢について、国際ジャーナリストの山田敏弘氏が分析する。

「金与正は『拉致問題は解決済み』と伝えてきていますが、日本と交渉する上で拉致問題が解決したというのが前提にならないことはわかっています。その上で、外務省関係者の間では、『サッカーW杯予選で何かが起きる』と言われ、すでに心構えと準備をしていると聞きました」

 サッカーW杯といえば、昨年7月に26年北中米大会の2次予選の組み合わせ抽選が実施され、日本は北朝鮮と同じB組に入った。

 3月21日に国立競技場で初戦、3月26日には平壌の金日成スタジアムで再戦が予定されている。

「21日の日本のホームゲームに北朝鮮の幹部が訪れ、金正恩に託された親書を持ってくる。それを受けて5日後のアウェーゲームで、日本側が北朝鮮に出向いて、お返しという意味で親書の反応を伝えるとみられています。ここで『接触』が実現して調整が進めば、岸田総理の訪朝が一気に高まっても不思議ではありません」(山田氏)

 スポーツの国際大会の裏で、拉致問題をめぐる水面下の駆け引きが進められるというのだ。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
元木大介が明かす巨人監督「長嶋茂雄と原辰徳」選手との食事に見る「決定的な違い」
2
都はるみ「引退⇒復帰⇒活動停止」そして矢崎滋と東北ビジネスホテル暮らし/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
3
LE SSERAFIM・NATURE・NewJeansの「対立・活動終了・空中分解」…韓国ガールズグループに「騒動の連鎖」
4
プロ野球 セパ「12球団の一平ちゃん」を暴く!(4)山川穂高に西武ファンの怒りが爆発!
5
前園真聖マヌケ大失態!RX-7を買って運転免許合宿に行ったらひとり取り残された