昨春からの侍ジャパン人気に乗っかる「便乗商売」が始まった。
侍ジャパンを取り仕切るNPBエンタープライズが2月27日から、3月6日、7日に京セラドーム大阪で開催される強化試合、対欧州代表戦の試合前打撃練習を見学できるチケットを、1枚1500円で販売。同日の試合観戦入場券が必須で、午後4時から50分間、バックネット裏から見学可能。300枚限定だという。これにプロ野球関係者は、
「侍ジャパンはなんとか収益をあげないといけない事業なのはわかっているが、野球振興の観点を無視した施策も多い。今回だって、なんでわざわざお金を取って見学させるのか。それなら近隣学校に通う子供たちや、野球少年少女に開放した方がよほど有意義な施策になる。300枚チケットが売れても、たかだか45万円にしかならない。もう少し頭を使ってほしいね」
別の関係者も同意見だ。
「このタイミングで有料見学会を実施する意味がわからない。明らかに目先のお金に飛びついたとしか言いようがない」
野球人口減少が叫ばれて久しい中、本当にこれで侍ジャパンが憧れの存在になるのか…。