田中麗奈(34)が大車輪の仕事ぶりだ。1月から連続ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」(TBS系)に主演中。作家・岡部えつの小説「残花繚乱」が原作のドロドロ不倫ドラマだが、田中は草なぎ剛とダブル主演だった「猟奇的な彼女」(TBS)以来、7年ぶりに民放連ドラの主演を務めている。
ただし視聴率はさっぱり。初回6%でスタート、第2話は7.2%、第3話は7.5%、第4話は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行を続けている。
「田中の所属事務所の看板女優だった香里奈は『ベッド写真』が流出し、イメージダウン。事務所は香里奈に代わる戦力として、映画を中心に活動してきた田中を強力プッシュした。だが、田中がサントリーのCMの初代なっちゃんで初々しい魅力を振りまいたのも今は昔。清純派で売ってきた童顔のアラサー女優に、不倫ドラマは痛々しいだけ。おまけに裏番組はテレビ朝日の『DOCTORS3~最強の名医~』。3シーズン目ながら、初回14.6%とコンスタントに数字をあげ、『美しき──』は討ち死に状態です。事務所関係者は打ち切り検討の目安となる視聴率5%にならないよう祈るような気持ちでいますよ」(テレビ誌記者)
日頃、バラエティ番組には顔を出さない田中が、1月31日の「新チューボーですよ」に出演、番組PRに務めた。田中は司会の堺正章を相手に、「20代の頃に抱いていた結婚への強い思いはなくなった」「ガリ勉タイプのおたくの方がいい」と恋愛観を語るサービスぶり。女の厄年を過ぎた34歳の今、「刺激的なことはなるべく避けたい」と守りに入ってきたことなど、気持ちの変化を明かしている。
「実は、田中は綾瀬はるかと渡り合えるくらいの天然キャラで、面白エピソードには事欠かない。カッコつけた恋愛論を語るより、素の部分をさらけ出せば新たな魅力が開花し、女優としても重宝されるはず。田中にはまだまだその覚悟がない」(芸能ライター)
2月20日にはフジテレビ系で2時間ドラマ初主演作「三面記事の女たち―愛の巣―」が放送されるほか、GW公開の「王妃の館」にも出演している。とはいえ、引く手あまたというより、事務所の営業力による多忙さのようだ。
「田中は恋多き女優と呼ばれ、瑛太、吉沢悠、佐藤祐基、高橋一生ら共演者とたびたび浮名を流してきた。もっかのお相手である高橋とは、写真誌に撮られた後も変わらず交際が続いている。恋愛にうつつを抜かしていないで本腰入れて代表作をつくれと、事務所からハッパをかけられているが、田中ものらりくらりで、ちっとも切羽詰まった感がないようです」(前出・芸能ライター)
「親の心子知らず」と事務所は思っているかもしれないが「かわいい子には旅をさせろ」ともいうし、悩ましいところだ。