芸能

「脚本・野島伸司」で輝いた女優たち(2)雛形あきこ、広末涼子、武井咲が…

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「聖者の行進」(98年/TBS系)では、知的障害を持つ少女を演じた雛形あきこが、夜な夜な勤め先の工場長(段田安則)から性的虐待を受けた。

 問題のシーンは第2話。薄暗い社長室にお茶を運びにきた雛形の口に、段田がウイスキーのボトルを無理やり突っ込む。

「お前、いい体してんな」

 そう言い放った段田はソファに押し倒して、抵抗する雛形の顔を1発ひっぱたく。

「た、す、け‥‥」

「いい子だ。誰にも言うなよ」

 恐怖のあまり身動きできなくなった雛形のスカートの中に、段田は強引に手をねじこみ、股間から内ももにかけて執拗に撫で回す。そして、むしり取られたインナーが、雛形の左足のくるぶしから放り投げられる。シャツも一気に脱がされ、ブラがあらわになった胸元に顔を埋めた段田は、胸の感触を確かめるようにほおずりするのだ。

「イヤァ~、ヤダヨ~」

 悲痛な叫び声が視聴者の耳に響き渡った。

「ドラマは、96年に実際に水戸市で起きた知的障害者の虐待事件をモデルとして描かれました。視聴者からは毎回50本以上の抗議電話が殺到し、終盤には社名を外すように要請したスポンサーも出たほど。しばらくは番組のバッシング報道が止みませんでした」(週刊誌記者)

 この他にも「ひとつ屋根の下」(93年、フジテレビ系)では、小梅役・大路恵美が暴漢に襲われた。

 また、広末涼子が傷害事件を起こし、少年鑑別所入りする「リップスティック」(99年/TBS系)では、広末が身体検査を受けるシーンがある。

「これは『女囚さそり』や『網走番外地』を知っている世代をたまらなく興奮させる演出でしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 2010年には、「GOLD」(フジテレビ系)で、五輪を目指す水泳選手役の武井咲が危機一髪に陥る姿が描かれた。

 男の部屋に連れ込まれた武井は、だまされたことに気づき、逃げ出そうとするが、腕をつかまれ逆にベッドに押し倒されてしまう。

「やめてぇ! 離してよ!」

 と絶叫するが、抵抗もむなしく、ブラウスのボタンをバリバリッと引き裂かれてしまう。すると、中から黄色いフリル付きのインナーと日焼け跡が生々しい谷間をのぞかせるのだった。

 テレビドラマがおとなしくなった時代にこそ、こんな野島マジックが必要なのではないか。

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