7月15日、衆院平和安全法制特別委員会で騒乱のなか可決した安保法案。反対する市民が国会前に押しかけ大きなデモを展開するなど、国を挙げての大騒動となった。この法案に関して、これまでにも多くの有名人が、みずからの意見を発表している。
ビートたけしは過去に出演した番組で、集団的自衛権について「貧しくとも憲法を守る平和な日本を、みんなで頑張ってやるべき」と語った。
一方、安保法案に対して強烈なドロップキックを見舞ったのは元プロレスラーの高田延彦氏。自身のツイッターでたびたびこの問題を取り上げ、「この安保法制は憲法違反」「6日に開かれた政府与党連絡会議で安倍氏『おごりや油断が生じれば』と述べたらしいが、本人が先頭に立って驕っている事実にまったく気づかないこれまた驕り」「解釈改憲は論外、安倍氏は総合的な判断など出来ません」と批判の声をあげている。
政治を扱う番組を持つロンドンブーツ1号2号の田村淳もツイッターで中立な立場から政府への説明の努力、国民への法案理解の努力をうながしている。
ほかにもアニメ監督の宮崎駿氏は記者会見で、「安倍首相は、憲法の解釈を変えた偉大な男として歴史に残りたいと思っているはずだが、愚劣なことだ」と批判し、爆笑問題・太田光の妻で芸能事務所社長の太田光代氏は、5月に安保法案反対のデモに参加している。
自身の人気やスポンサーへの影響を考えないわけではあるまいが、それでも言わずにはいられないのが今回の安保法案なのだろう。