芸能

「あの表情にゾクッ」、ドラマ「デスノート」窪田正孝の才能が開花した瞬間

20150906kubota

 8月30日、窪田正孝主演ドラマ「デスノート」(日本テレビ系)の第9話が放送され、平均視聴率11.7%を記録した。人気漫画が原作で、今作は主人公を天才から平凡な大学生に設定変更したことなどが放送前から批判を浴びていた。ドラマ関係者が語る。

「注目を集め、第1話は今年の民放ドラマの初回で最高の16.9%を記録しましたが、好評だった2006年の映画との比較もあって下がり、第5話では8.2%まで落ち込みました。それが、主人公の月(ライト)が平凡な大学生から天才に覚醒していくと同時に視聴者も食いついてきて、徐々に数字を上げています。これはひとえに窪田くんの演技力の賜物ですね。特に第7話でデスノートを触ってキラの記憶を取り戻した月が『計画通り』と心の中で言うシーンでは、窪田くんの『したり顔』の表情にゾクッとしました」

 そんな窪田が演技派俳優として覚醒したのは、2013年にアリダ役で出演した作・唐十郎、演出・蜷川幸雄の舞台「唐版 滝の白糸」だという。演劇関係者が語る。

「当初、台本を読んでも言葉の意味が全く分からなかったという窪田くんは、ポスター撮影の際、勇気を出して蜷川さんに『教えて下さい』と直談判しました。

すると、『僕も分からない。頭で考えず体で反応しながらやればいいよ』と言われ、真っ白な状態で臨んだそうです。厳しいと有名な蜷川さんの演出と、名優・平幹二朗さんとの40分に渡る二人きりのシーン等が刺激になって、一気に開花しましたね。舞台上で変貌していくアリダと、俳優として成長していく窪田くんの姿が絶妙に重なり、生々しい感情の発露には息を飲みました」

 2006年の映画版とよく比較されるドラマ「デスノート」だが、映画で主人公・月を演じた藤原竜也は、くしくも窪田の前、2000年に『唐版 滝の白糸』で同じアリダを演じている。クライマックスに向け、窪田のさらなる「覚醒」が楽しみだ。

(中村葵)

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
DeNA大型新人・度会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
2
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
3
豊臣秀吉の悪口に反論したら「耳と鼻をそがれて首を刎ねられた」悲劇の茶人
4
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
5
「3Aで最多安打記録」巨人に新加入の外国人ヘルナンデスに「超不吉なデータ」