今年ブレイクした若手女優の筆頭にあげられるのが、広瀬すず。広瀬は今年1月から3月に放送されたドラマ「学校のカイダン」(日本テレビ系)で連ドラ初主演。来年春公開予定の「ちはやふる」で主演に抜擢されるなど、相変わらずの好調ぶりだ。
ただ、それとは別にバラエティ番組ではスタッフ軽視発言をしたり、現在34歳の嵐・大野智に40歳くらいだと思ったと言ってのけるなど、反感を買うことも頻繁。彼女の性格が苦手だという同性も、彼女の人気以上に膨れ上がっている。
そんな、アンチを増やす妹と反対に好感度が急上昇中なのが、姉の広瀬アリスだ。アリスは現在テレビ東京系列で放送されているドラマ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」に出演。同作のヒロインである定食屋の看板娘で後に主人公の妻となるみち子役を演じている。明るく健気な性格、そして濱田岳演じる主人公・浜崎伝助に喝を入れるというツンデレぶりが、私生活でも頼れる姉御肌なアリスにドンピシャにマッチして、ハマり役だと好評を得ているのだ。視聴者からも「こんな美人妻に怒鳴られたい」「どんなママになるのか見えるのがいい」「俺も嫁さんにしたい」「妹は嫌いだけど、姉ちゃんは好きになってきたかも」など、その反響は予想以上に大きいようだ。
「感情が高まるとおもわず飛び出す秋田弁もカワイイと評判。アリスは元々がサバサバした性格で、女性からは好感度が高かった。妹のブレイク後は、ビジュアルで比較する男性からは『ゴツゴツしたイメージがある』と、彼女を毛嫌いする人も多かったようですが、ドラマでの好演によって逆転してきたかんじですね。正直いえば、すずのブレイクがあってこそなので、妹の七光り的な声もありますが、今後人気を伸ばせばそんな声も聞こえなくなるでしょう」(女性誌記者)
妹越えも射程圏内に入ったようだが、じつは妹のすずを可愛がり“すずの一番のファン”を公言しているアリス。そんな妹想いの姉だけに、できることなら自身の人気と相乗効果で、妹の好感度も回復させてあげたいというのが心優しき姉の本音だろう。
(田村元希)