2016年の参院選で自民党が乙武洋匡氏の立候補の擁立を調整していたが、今回の“5人不貞騒動”で見送られたことが先月の末に明らかになった。そこで新たな人物に白羽の矢が立った。その人物というのが、タレントの壇蜜だという。
「『民進党』が結成されたことで、自民党は危機感を募らせています。本来は乙武氏を擁立する予定でいましたが、例の騒動で白紙になった。そこで、さらにインパクトのある候補者を立てる必要に迫られたというわけです。壇蜜は昨年から防衛省の自衛官募集の“リクルート隊長”に任命され、CMキャラクターも務めています。すでに艶系タレントは卒業済み。また、知的なイメージが強いことから候補に名前があがっています」(スポーツ紙デスク)
過激なグラビアで話題になった壇蜜だが、最近はNHKなど堅い仕事を選んでいるという。また、JA全農あきた、JR九州などのローカルCMにも出演しており、乙武氏に負けず劣らず全国区で高い知名度も誇っている。
「一部情報では、立候補擁立に向けて(自民党が)壇蜜の周辺調査に入っているという噂も。東京選挙区か全国比例で出馬させるという話も伝わっています」(テレビ局政治部記者)
もし東京選挙区から出馬となれば、民進党の蓮舫・代表代行と激突することになる。同じグラビア出身の新旧対決は話題を呼び、自民党の狙い通り、有権者にかなりのインパクトを与えることができる。
もっとも、壇蜜本人は4月3日に放送されたTBSの「サンデー・ジャポン」で否定。司会の爆笑問題・田中裕二から「一部で出馬が報じられていたけど」という質問に対し、「そんなわけないじゃないですか」と答え、苦笑いしながら「エイプリルフールは2日前に終わってますよ」と巧みに切り返した。
タレントとしては、キャラがかぶる“ライバル”橋本マナミにポジションを奪われた感もあるだけに、自分が“格上”だと見せつけるためにも、政界転身はありえない話ではなさそうだが。