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アニメ化で注目!「こち亀」に「香取慎吾の実写版」を超える黒歴史作品があった

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「週刊少年ジャンプ」で好評連載中の、秋本治原作による「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、8年ぶりにTVアニメ化されることになった。原作連載40周年を記念したもので、主役・両津勘吉役のラサール石井ほか、オリジナルのメインキャストが再集合するとのことで、注目されている。

「『こち亀』のテレビアニメは96~04年にかけて放送されて、その後何度かスペシャル番組も製作されています。他にも、ラサール石井が主演した舞台、香取慎吾が両津を演じた実写のTVドラマ・映画と、数多くのメディア展開がされています。原作自体も現在199巻まで発行、1億5000万部を超える部数を誇っている、まさに化け物コンテンツですよ」(サブカルライター)

 香取版は「イメージが違いすぎる」と原作ファンから叩かれまくったが、実は「こち亀」にはそれ以上の“黒歴史”作品がある。それは、1977年12月24日に東映系で公開された映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」である。当時大ヒットを飛ばしていた「トラック野郎」の併映作品であり、両津を演じたのは、せんだみつお。ほか、荒井注、浜田光夫、田中邦衛、夏木マリ、由紀さおりなど、出演キャストもなかなかに豪華だ。

「当時人気だった松本ちえこや、『Gメン‘75』のメンバーを特別出演させるなど、お祭り要素も高かったのですが、原作者の秋本氏がお気に召さなかったのか、以後ソフト化はおろか、テレビ放映もされていない“幻の1作”になっていますね。最近では、名画座などでもかからなくなってきています」(映画ライター)

 映画に反映された原作初期の暴力的なテイストを今アピールしたくない、スタッフロールで秋本氏の改名前のペンネームが表示されるなど、黒歴史化の理由には様々な憶測が働くのだが、元は同じ「こち亀」、テレビアニメも再開ということで、そろそろこちらの映画も解禁してみてはいかがだろうか。

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