政治

結末やいかに…「“乱闘”都知事選」ドブ板特報!(3)知名度が上がらない増田寛也

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 こうなると、自公推薦の組織票を得た、元総務相で岩手県知事を3期務めた増田寛也氏(64)が、終盤戦を抜け出し一歩リードとなるのだろうか。

「演説では『野党は有名人を選んで選挙に臨んでいる』と、都知事選が人気投票になることを必死で批判している。とはいえ、顔と名前の認知度は低いため、選挙カーの上で『私が、増田寛也、本人です』と叫ぶ姿は都知事候補とは思えない涙ぐましさです」(政治部記者)

 15日、池袋での街頭演説では、元SPEEDの今井絵理子参議院議員を引き連れていたにもかかわらず、耳を傾け足を止める聴衆は30名程度。取材で密着する報道陣の数のほうが多いくらいだった。

「今井ファンたちが彼女と写真を撮るために列を作るのですが、蚊帳の外に置かれた増田は若者が楽しげに写真を撮っているのを寂しそうに見つめていました。それでも何とか徐々に写真撮影に接近し、割り込んでいた。今井さんが不憫に思ったのか、しきりに『増田だよ、増田ね』と若者たちに名前を連呼していました」(前出・政治部記者)

 21日、JR金町駅前では演説時間を短縮し、

「増田です、都知事候補の増田です」

 と、みずから名前を連呼しながら、通行人との握手で名前を売るドブ板戦に打って出た。

 駅前を練り歩く中、聴衆の一人に「東電の役員は辞められたの?」と声をかけられると、自分の名前を売り込むのに精いっぱいなのか無言で通り過ぎる。慌てて同行する支援者が「辞めてますよ」と代わりに応答する頼りなさだった。

「序盤で他候補にリードされると、かえって党内を引き締める格好の材料となるため選挙戦略上は有利に働くケースが多い。ところが今回は、選挙戦が進んでも増田氏の知名度が一向に上がらない。自民党内では17年前の保守分裂の都知事選で元国連事務次官の明石康氏を担ぎ、結局は後出しの石原慎太郎氏に負けた古傷の痛みがぶり返したかのような負け戦ムードです。敗戦すれば、都連会長・石原伸晃氏の責任問題に発展しそうです」(自民党関係者)

 知名度バカ、戦術バカ、組織バカ‥‥、選挙戦はまさに「バカ横一線」の混戦模様となっている。

「鳥越氏の『女子大生淫行』は相手が成人女性だけに淫行には当たらないが、これまでの清潔なイメージが吹っ飛んだのは間違いない。他にも、別の知事選に出馬が決まりながら直前で体調がもたないと、無責任にも出馬を回避した過去も浮上している。第2のスキャンダルが出れば致命傷となるでしょう」(政治部デスク)

 都知事選は計21人の候補が乱立している。31日、はたして都民は、どんなジャッジを下すのか──。

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