芸能

“健さん”の映画ロケ駅消滅の危機にファンが「残して!」と懇願

20161103takakura

 11月19日から東京ステーションギャラリーで故・高倉健さんの追悼特別展「高倉健」が開催される。この展覧会では出演映画205本の見せ場が流され、貴重な遺品も展示されるというのだが、会場が東京駅というのもファンの間で話題になっている。「駅 STATION」(81年)、「鉄道員(ぽっぽや)」(99年)など健さんと鉄道には切り離せないイメージがあるからだ。

 その一方で、「駅 STATION」で健さんが倍賞千恵子演じる居酒屋の女将と出会う北海道留萌線の増毛駅が、12月4日の運行をもって廃駅となることが決まった。根室本線も廃線が検討されており、「鉄道員(ぽっぽや)」で幌舞駅に見立てて撮影された同線の幾寅駅も廃駅の危機にある。幾寅駅は映画の撮影のために木造駅舎として改修され、そのままの状態で駅舎が残っているため、鉄道ファンと映画ファン双方から「可能なら残してほしい」という懇願の声が上がっている。

「かつて『鉄道員』の降旗康男監督は、『この映画で、高度成長期の日本で黙々と働き、いつしかその波に取り残されてしまった男の怒りを描きたかった』と語ったことがあります。作品中、健さん扮する幌舞駅長の佐藤乙松が吉岡秀隆演じる親友の息子から廃駅決定を電話で伝えられるシーンがあるのですが、健さんから『電話が終わった後に周りの机や椅子をぶち壊して怒りを表現したい』と提案があり、降旗監督は『無念の思いを込めて、被っている駅長帽をそっと机に置くようにしてくれ』と言ったそうです」(映画ライター)

「鉄道員」の公開から17年。劇中の駅舎の運命は現実のものになりつつある。健さんがご存命だったら、この状況に、やはりそっと駅長帽を机に置くのか。それとも怒りを露わにするのだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
3
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
4
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
5
落合博満が「何の連絡もない」と困惑する「中日OB戦オファー事件」の舞台裏