NHK紅白歌合戦に歌手の和田アキ子が落選したことで、芸能界では賛否の論戦が繰り広げられた。
11月27日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、和田と同じ事務所に所属する女医でタレントの西川史子は「今までの功績を考えて、ちゃんと花道を飾ってあげるべき」と擁護。テレビプロデューサーでタレントのデーブ・スペクターも「あと1回で40回目(の出場)ですから、節目を無視して、嫌がらせに見える」とNHKの決断に疑問を投げかけた。
しかし、放送作家でタレントのテリー伊藤は「周りがあんまりアッコさんをフォローするのは微妙」と反論。続けて、和田の顔色をうかがって「ビビっている」から擁護しているとピシャリと制した。
こうした一連のやり取りにツイッターでは「テリーさんの言うとおり、落ちた事を周りがフォローするのは興ざめする」「みんなで和田アキ子のヨイショ。もっと本当に感じてることをコメントしないと」と言った趣旨の意見が寄せられた。
芸能ジャーナリストは「テリーさんの意見は冷静に分析している」と賛同する。
「和田が今まで出場できたのは、ホリプロに競合するような歌手がいなかったから、事務所枠で出られたようなもの。和田にすれば、一般に対し“歌手であること”をアピールできる唯一の場所だったが、ヒットもないのに出続けるのは違和感しかない。正直、引き際を間違えたみっともない終わり方だった」
その一方で「むやみに持ち上げ続ける、こうした芸能界の風潮が彼女を助長させているのでは」といった意見もネット上では聞こえるが‥‥。
そろそろ、和田の大御所扱いも大歌手扱いも、やめる時期が来たのかもしれない。