SMAPの解散が近づいてくるなか、嵐が務める「次世代ホープ」のポジションに注目が集まっている。序列的にはNEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNと続くものの、この3組が嵐の地位を継承する可能性は小さいだろう。NEWSはグループとしての印象が薄く、関ジャニ∞はKinKi Kidsの系譜に連なる関西代表の顔があり、空中分解状態のKAT-TUNは論外だからだ。
すると最も有望視されるのは、2007年デビューのHey!Say!JUMPになるはず。月9ドラマ「カインとアベル」(フジテレビ系)主演の山田涼介や、「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)のMCが板についてきた伊野尾慧など、主要メンバーの知名度は上昇中。大晦日にはジャニーズカウントダウンの口火を切る東京ドーム公演も決まっており、もはや次世代看板グループの座は確定の勢いだが、その風向きが変わってきたと芸能ライターが指摘する。
「山田は『カインとアベル』が月9ワースト視聴率にまっしぐらの大惨敗。伊野尾は艶系女優との海外デートに続いて女子アナとの二股交際まで発覚し、アイドルとしての自覚を問われています。これでヘイジャンが失速する一方で、下剋上を果たそうとしているのがKis-My-Ft2(キスマイ)でしょう。CDデビューこそ後れを取ったものの結成はヘイジャンよりも早く、実力面もドームツアーを成功させるなど文句ありません。人数面でも多すぎの感があるヘイジャン(9人)より、キスマイ(7人)のほうが使い勝手がいいはずです」
ちなみにヘイジャンの平均年齢は24.5歳で、同34.0歳の嵐から代替わりするには離れ過ぎている感じもある。それが同28.5歳のキスマイなら約5歳違いと程よい距離感で、ファンの世代交代がスムーズかもしれない。そして両者の実力面でも違いが表面化しているというのだ。
「7月23日に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)では、ヘイジャンとキスマイが真っ向対決するコーナーを放送。両者のバラエティ力が試された結果、キスマイの圧勝となったのです。嵐の後釜には高いバラエティ力が求められるでしょうから、来年以降は両者の序列がひっくり返り、キスマイが次世代ホープにのし上がる可能性も高そうです」(テレビ誌のライター)
序列は事務所が決めるのか、それともファンが決めるのか。ともかく来年は、ヘイジャンvsキスマイの熱い争いから目が離せなくなりそうだ。
(金田麻有)