フットボールアワーの後藤輝基らがMCを務める人気バラエティ番組「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)が現在の23:59スタートから、21時スタートのゴールデンタイムに4月から昇格することとなった。これは1月31日の放送回にて明かされたもの。当初「番組が今年の3月で終了」と伝えられており、直後にサプライズでゴールデン昇格が伝えられたことで、番組MCたちも驚きのあまり固まっていたほど。
同番組では毎回、テーマに沿って3人の豪華ゲストが出演。大型パネルや多彩なロケなど深夜帯とは思えない内容に、ゴールデン進出を歓迎する視聴者は少なくない。だが一部のファンからは、こんな懸念も聞こえてくる。テレビ誌のライターが明かす。
「これでまたひとつ、ゴールデン進出で潰れる番組が増えるのかと心配する声が出ているのです。『今夜くらべてみました』ではゲストのぶっちゃけ話が人気ですが、ゴールデン帯になると肝心のぶっちゃけぶりにリミッターがかかる可能性が高く、現在の尖り具合が丸くなってしまう恐れも。つい最近も『しくじり先生』(テレビ朝日系)がゴールデン進出後の人気が思わしくなく、3月での打ち切りが決まったと言われています」
ほかにも「ピカルの定理」(フジテレビ系)や「くりぃむナントカ」(テレビ朝日系)など、ゴールデン進出を果たした途端に半年であっさり終わってしまった番組は枚挙にいとまがない。一方で「はねるのトびら」(フジテレビ系)のように、05年10月のゴールデン進出から7年間も番組が続いた例もある。今回の「今夜くらべてみました」がどちらに転ぶのか。ファンにとっての悲報にならないことを期待したい。
(金田麻有)