かつては女子中高生やOLから圧倒的な支持を受けていたシンガーソングライターの大塚愛。しかし、出産を機に活動をセーブしたことで、復帰した頃にはすでにファンはきれいさっぱり離れていて、しだいに第一線から消えていった。
「13年10月に約3年ぶりにリリースしたシングル『Re:NAME』がオリコン8位で、かつてはベスト5入りが当たり前だった彼女も異変を感じたはず。しかも、同曲はたった3週でチャートから姿を消しました。14年5月リリースの『モアモア』に至っては34位止まり。過去に1位になった作品が5作もあったアルバムチャートでも、14年の『LOVE FANTASTIC』は22位、翌15年の『LOVE TRiCKY』は24位と、データ上でも完全に過去の人となっており、彼女もショックだったのではないでしょうか」(音楽ライター)
そんな大塚が、2月15日にリリースする新曲「私」のプロモーションの一環としてメディアのインタビューに答えたのだが、過去のヒット曲について語った一言が世間の反感を買ってしまったようだ。
「大塚をスターダムにのし上げた大ヒット曲といえば、03年にリリースされた『さくらんぼ』です。しかし、そのイメージ一色に固定されたことで彼女は常に『音楽をやめたい』という思いがあったことを告白。“さくらんぼ的な大塚愛”を求められたことが苦しかったと明かしています。しかし、世間の反応は冷たいもの。『さくらんぼがあったから今もやってられるんじゃないの?』『人気が落ちてから言うことじゃない』『じゃあ、二度とあの曲を歌わなきゃいい』と、大塚の言い分を突き放していますね」(前出・音楽ライター)
一時代を築いたヒット曲を今さら重荷のように言うのは、これまで応援してくれたファンにも失礼というものだろう。
(小机かをる)