芸能

松本人志、大物ミュージシャンやマニアック芸人の命を救った「神秘パワー」

 多くのお笑い芸人から一目置かれる存在のダウンタウン・松本人志。笑いにストイックな姿勢は広く知られている。そんな松本の影響によって、命を絶つことをやめた大物ミュージシャンがいるという。

「それは、甲本ヒロトさんです。現在はザ・クロマニヨンズのボーカリストですが、80年代はTHE BLUE HEARTSというバンドで、カリスマ人気を誇っていました。しかし、生きることが辛くなり、自死を決意。自室で行動に移そうとした日曜日の夜11時ごろ、つけっぱなしのテレビから、くだらない立ち話をする男性2人の映像が飛びこんできました。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)でした。無意識に見入っており、我に返った瞬間、“俺、まだ笑えるじゃん”と思って、自死をやめたそうです」(音楽誌ライター)

 甲本はこの話をもとに「日曜日よりの使者」という曲を作っている。日曜日は放映日、使者はダウンタウンを意味し、のちに「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)のエンディングテーマに起用された(※当時のバンドは「↑THE HIGH-LOWS↓」)。

 2009年に松本が身内で結婚パーティーを開いた際、甲本はサプライズ登場して、同曲を生熱唱している。

「かつて“ガンダム芸人”でプチブレイクした若井おさむも、松本さんによって命を救われた一人です。幼少期から実の母や兄から虐待されて、唯一の味方だった実父が他界し、経営していた居酒屋を実母らに乗っ取られて、人生に絶望。東南アジアを旅しながら、死ぬ場所を探していました。そんな時、日本人観光客から松本が連ドラ『伝説の教師』(日本テレビ系)に出ていることを知らされ、作中のセリフに感銘。死ぬことをやめて、帰国後、芸人を志しました」(芸人事情に詳しいフリーライター)

 知らず知らずのうちに「人命救助」までしてしまう松本のパワーはもはや神秘の域にまでも達している!?

(北村ともこ)

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