女優・小泉今日子が、今秋スタート「監獄のお姫さま」(TBS系)に主演することが明らかになったのは7月25日。
「脚本は宮藤官九郎。ドラマで小泉と仕事をするのは、13年のNHK朝ドラ『あまちゃん』以来です。今回のドラマは女子刑務所を舞台にした“おばちゃん犯罪エンターテインメント”と報じられていて、小泉がTBSのドラマに出るのは16年ぶりとのことですが、放送時間が昨年ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』や好発進している放送中の『カンナさーん!』などの“火曜10時枠。まさに鳴り物入りなんです」(テレビ誌記者)
さらに脇を固めるのが、満島ひかり、菅野美穂、夏帆、坂井真紀、森下愛子といった豪華女優陣。その顔ぶれを見て、宮藤氏の脚本に多く見られる、どちらかといえば、コミカルな味わいとは別の印象を持った、と言うのは、さる映画ライターだ。彼が話す。
「皆さん、過去に出演した映画で激しい濡れ場を演じているんです。菅野さんは『さくらん』で遊女役を演じて着物姿での騎乗位。満島さんは『愛のむきだし』(09年)での自分で慰める場面が有名だし、公開中の『海辺の生と死』水ごりシーンでバストトップを初見せしている。夏帆は『ピンクとグレー』(16年)で脚を突き上げての深突き、坂井さんも『ノン子36歳(家事手伝い)』(08年)で胸の先端を立てて男女の営みを、森下さんは『サード』(78年)での裸の乳房に汗が垂れるシーンは、もはや伝説です。配役を見ただけで、むせ返るような艶っぽさを感じます。刑務所が舞台というのも『女囚さそり』をホウフツとさせますね」
そして、実は、主演の小泉も艶技では負けてはいなかった。「風花」(01年)で夜のサロン嬢役を演じきっていたのだ。
もとより激しい濡れ場を経験しているということは、それだけ女優として、実力があるという証拠。クドカン脚本なのに、ドラマがスタートして数字が芳しくなければ、艶シーンでテコ入れするかも、というヨコシマな期待も持ちながら、注目していきたい。