社会

「原発発禁本」の戦慄内容を公開する!(1) なぜ「発禁」にされたのか?

 福島第一原発事故を巡り、多くの著作が刊行されている。そんな中、ある本が「発禁」扱いとなった。事故の直接的、間接的を問わず遠因を作り出した“原子力ムラ”の26人の人々を「超A級戦犯」として断罪したためだ。簡単には読むことができない「発禁本」の監修者があらためて戦慄の内容を公開する!

 原発事故後の福島を訪れ、放射能の影響を恐れながら、息を詰めるように暮らしている人々と接した。ライターとして自分に何かできることはないか? ずっと考えていた━━。

 そして、多くのライター仲間やスタッフの力を得て、自分が監修者として作り上げたのが「タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト」(鹿砦社刊)という一冊である。

 東電幹部、御用学者、政治家、労働組合幹部など、事故に責任ある者たちの所業を、あらゆる資料を駆使し取材を重ね、克明に記した。「フクシマ」を反省せずに、大飯原発を再稼働させた、民主党政権の政治家たちもそこに加えた。

 それぞれの人物の自宅住所も、地図入りで入れた。彼らは皆、責任のある“公人”であると考えたからだ。市民の誰もが、彼らの家を訪ねて、直接問いただすことができるように考えてのことである。

 ところが、「個人情報が掲載されている」と、取次各社から新刊委託配本を拒否されてしまった。出版された本は、取次各社を通して書店に配本される。これを拒否されるということは、書店には並ばないということと同義だ。注文をして、同書を並べている書店もあるが、きわめて数少ないのが現状だ。ネット通販か、出版社に直接注文する以外に入手はできない。いわば、「発禁本」となってしまっているのだ。

 しかし、同書の本来の目的は「個人情報」をさらすことなどではない。原発事故の糾弾以前に、原因を作り出した“ムラ”の実情を暴くこと、そして彼らが事故後も反省なき日々を送っていることを明らかにすることであった。

 同書では、「超A級戦犯」としたうちの何人かへの直撃取材に成功している。その模様とともに、この誌面を借りて、同書の内容を記す。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
2
「巨人・大城卓三はFA宣言して巨人を出ていく」高木豊の見解を後押しする「阿部監督の起用法」と「契約」
3
DeNA筒香嘉智の逆転本塁打を「美談にするな」!江本孟紀が異論「アメリカで成功しなかった人が…」
4
メッツ「藤浪晋太郎はもう使えない」現地メディアが見放しても「引き取り先なし」の絶望的惨状
5
「3年目の浮気」がモラハラで「天城越え」は殺人予告だって!? 昭和の名曲を愚弄する「芸のない番組」を見た