12月16日、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京)の第4弾が放送された。これによってバス旅の“ある疑惑の真相”が明らかになり、太川陽介の説明が本当だったとして話題になっている。
その疑惑とは「太川&蛭子能収のコンビがなぜ辞めたのか?」というもの。2人は今年1月に放送された第25弾で引退したが、視聴率がよく、番組内容についても好評だったため引退する理由が見当たらず、さまざまな説が流れた。「太川と蛭子の不仲説」や「蛭子がギャラに不満を持っている」という説、「蛭子の体力が限界」だとする話などが持ち上がった。だが、太川は番組で「もう乗るバスがなくなったから」と説明していた。
「この説明にバス旅ファンは納得しませんでした。出発地と目的地を工夫すればまだバスはいくらでもあるだろうと。ところが今回の第4弾で太川らが以前に乗ったバスがいくつも登場したため、彼の説明が本当であったことが証明されたんです」(テレビ誌ライター)
田中要次と羽田圭介のコンビが旅する「乗り継ぎの旅Z」になって4回となる今回は、岐阜県の岐阜城から鳥取県の鳥取砂丘を目指すというチャレンジ。一行は岐阜城を出発すると、滋賀県の長浜を通って琵琶湖の北を周り、鯖街道と呼ばれる道を通って一路京都を目指した。まず、ここで第19弾(太川と蛭子コンビ回)に登場した路線が登場しているのだ。
「バス旅ファンなら忘れられないマルシアがマドンナを務めた回です。マルシアがさんざんワガママを言って太川を困らせた旅ですね(笑)。この時は大阪城から石川県の兼六園を目指す旅で、やはり鯖街道を通りました。JRの近江今津駅でマルシアがコーヒーを飲みたいと言い出し、太川さんが地元の人に自転車を借りて買いに行ったことがありました。今回もこの近江今津駅からバスに乗っています」(前出・テレビ誌ライター)
さらに今回のラストで登場した兵庫県湯村温泉営業所も第24弾(太川と蛭子コンビ回)に登場している。しかも営業所で対応してくれた女性まで同じというオチまでついた。
「バスの路線そのものは細かくありますが、乗り継ぎを考えるとルートは限定され同じ場所を通ることになる。となると乗り継ぎできるのかどうかがわかってしまう。これでは番組が面白くなるはずもない。ルイルイが『乗るバスがなくなった』というのはこういうことなのでしょう」(交通ジャーナリスト)
それでもなお太川と蛭子の復活を望む声は今も止むことはないが…。