政治

2018年がわかる「激動の核心」<政治>(1)安倍総理3選に「ちょっと待った」

 今年の政治日程で大きな目玉となる自民党総裁選。安倍晋三総理(63)の3選確実と思いきや、キーマン・小泉進次郎氏(36)が「新総理」を担いで「安倍下ろし」に動く!

 昨年10月の衆院選で大勝して、政権運営の基盤をガッチリ固めた安倍総理。民主党から政権を奪還して6年目に突入した。元国会議員の政策秘書で作家の朝倉秀雄氏はこう話す。

「国政選挙で5連勝と結果を残し、当面は『安倍一強』が続きます。野党は再び森友・加計学園問題を追及してきますが、安倍総理が関与した証拠はなく、もはや政権の足元を揺るがす話ではありません」

 9月の総裁選で3選を果たせば、来年11月には在職日数で桂太郎元総理(2886日)を抜いて、歴代最長も見えてくる。それでも、昨秋に共同通信が実施した世論調査では、「総裁選で3選を果たして首相を続けてほしい」が41.0%に対し、「続けてほしくない」は51.2%と、不人気ぶりが明らかに。党内でも倦怠感が漂っていると、自民党の中堅議員が明かす。

「安倍総理の女性ウケの悪さを危惧する議員も多い。支持率を押し上げているのは、にわか景気で就職先が見つかったような若者が中心と言われています」

 不満が鬱積する中、総裁選の対抗馬として意欲を見せるのは、石破茂元地方創生担当相(60)。自派閥は推薦人に必要な20人がかろうじてそろっているだけだが、勝ち目はあるのか。政治ジャーナリストの山村明義氏が解説する。

「石破さんを支えるのは地方票。12年の総裁選でも安倍総理より獲得しており、これから地方回りで票を掘り起こすでしょう。党内的には、所属国会議員は党員を集めるノルマがあるのですが、石破さんは相当党員を集めているという話もあり、存在感を高めています」

 さらに安倍総理にとって障壁となるのは、過去の総裁選で石破氏を支持した小泉進次郎氏だ。山村氏が続ける。

「政権批判の発言も目立ち、進次郎さんは『反安倍』をはっきり打ち出した候補に票を入れるでしょう」

 小泉氏が「石破支持」を表明すれば、安倍総理の楽勝ムードは一気に吹き飛ぶ。政治部記者によれば、

「国民的人気の小泉氏に乗っかる議員は増え、勝負の行方はわからなくなる。石破派の幹部からは、『(早い段階で)石破さんで勝てそうにないとわかれば、進次郎を担ぐしかない』と、なりふりかまわぬ声も聞こえてきます」

 対抗馬として岸田文雄政調会長(60)の名前もあがっているが、立候補には消極的なようだ。

「永田町では安倍3選を支持すれば、政権の『後継者』として指名されるとささやかれています。ただ、それ以前に昨年11月、二階俊博幹事長(78)が二階派関係者から、もし岸田さんが立候補したらと聞かれ、『安倍総理の耳に入ればタダでは済まない。そこまでバカじゃないだろう』と答えたそうです。当然、岸田さんの耳にも届いているでしょう」(前出・政治部記者)

 すでに水面下で戦いは始まっていた。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
息子の一生の汚点になる!〝悪事のデパート〟水原一平が砕いた少年の夢に母親が絶句
2
可愛かずみ「元カレのマンションから飛び降り死」から26年でも「残されたままの謎」
3
打率1割未満でまた2軍落ち…日本ハム・清宮幸太郎に高木豊が「すぐ解決できる」打撃開眼法を伝授
4
世の女性は「朝ドラ【虎に翼】は面白いですか?」と男性に質問してみるべし!それで「判明すること」は…
5
ドロ沼の西武ライオンズに「松坂大輔監督」待望論が浮上する「ヤバイ観客動員数」