平昌五輪で史上初の銅メダルを獲得し、凱旋帰国を果たしたカーリング女子日本代表チームのLS北見。2月27日には地元の北見市に凱旋し、女満別空港では500人のファンに出迎えられた。そんな彼女たちを待ち受けるのは決して、ファンの温かい声援ばかりではないようだ。
「人気と知名度の上昇に伴い、一部の芸能メディアではメンバーの男性関係などスクープを狙っているようです。ツイッターやフェイスブックなどのSNSを漁るのはもはや当たり前。メンバーは全員が北見市の出身なので、地元を回って同級生に接触したりと、取材活動を続けていくことでしょう」(芸能ライター)
だが各メディアがこぞってLS北見周辺を取材しようにも、そうは問屋が卸さないというのだ。北海道出身のライターが指摘する。
「メンバーの勤務後を尾行すれば自宅が割り出せるとの見方もあるようですが、自宅が分かったところで張り込みなんて不可能です。北見のあたりでは各住宅は広い敷地を持ち、スカスカに並んでいます。しかも路上駐車する習慣がないので、レンタカーが住宅地に停まっていたら一発で怪しまれますね。それにカーリングは街の誇りですから、そのスクープを狙うこと自体が地元民から敵視されるのは確実です」
そんな土地柄に加え、彼女たちの追っかけ取材には命の危険すらありえるという。
「北見市のある道東はアメリカ並みの車文化で、彼女たちが遊びや買い物に行くときは車が当たり前。しかしこの時期はまだ多くの道路が圧雪路のままで、雪道の運転に慣れていない記者やカメラマンが尾行を試みれば、スリップからの事故に遭う恐れも高い。しかも吹雪になると視界が奪われ、先行車のテールランプを頼りに走ることすらあります。道民は慣れているからいいけど、取材陣がそれを真似すれば、雪に埋もれた路肩を見誤って道路脇に車ごと転落するかもしれませんよ」(前出・北海道出身ライター)
LS北見を取材するメディアはぜひ、安全運転に徹していただきたいものだ。
(金田麻有)