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記事全文を読む→フォロワー158万人の「超有名インフルエンサー犬」が4200円で食肉に!中国で横行する「犬さらいビジネス」残酷事情
中国で起きた「人気犬の連れ去り事件」が、横行する「犬さらいビジネス」の実態を浮き彫りにしている。
被害に遭ったのは、河南省商丘市に住む旅行ブロガー郭さんの愛犬で、ボーダーコリーの「鋤頭(チュートウ)」。中国版TikTok「抖音」では、飼い主と中国各地を自動車で旅する姿が人気を集め、アカウントは158万人のフォロワーを獲得。鋤頭を目当てにフォローするファンが多かった。
6月3日付の現地紙「南華早報」によれば、鋤頭は郭さんが約9年前に2000元で購入した犬。農作業によくついて回っていたことから「鋤頭」と名付けられた。
ところが5月11日、郭さんが海外を自動車旅行中だったため、実家の父親が鋤頭を預かっていたところ、農地近くで姿を消してしまった。
連絡を受けた郭さんは大慌てで帰国。監視カメラを確認したところ、電動バイクに乗った男女が鋤頭を強引に乗せ、風よけカバーの中に隠すようにして連れ去る様子が映っていた。
5月26日、郭さんは鋤頭を連れ去った男を別の村で発見。警察とともに訪ねると、男は「誰も飼っていない犬だと思った」と弁明したが、鋤頭はGPS付きの首輪を付けており、この言い訳には無理があった。
その後、男は5月14日に鋤頭を180元(約4200円)で犬肉業者に売ったと自白。郭さんが業者に電話したところ、すでに転売され、食肉処理されたことが判明した。
警察から行政立案の通知を受けた郭さんは、和解には応じない構えだという。
いい犬か有名犬かどうかは無関係「重さと肉の量」だけで換算
絶大な人気を獲得していた犬がなぜ、数千円で売られてしまうのか。中国社会の裏事情に詳しいジャーナリストが明かす。
「犬さらいにとって、いい犬かどうか、有名かどうかではなく、重さで値がつく『仕入れ商品』です。ボーダーコリーとしての価値も、インフルエンサー犬としての価値も無視され、犬肉業者に渡る段階では単なる肉の量で換算されます」
連れ去る側からすれば、手口は驚くほど単純だ。農村部の民家で外飼いさている犬を見つけ、バイクや車に乗せて、そのまま業者へ売るだけ。1匹あたり数千円でも短時間で現金化できるため、小遣い稼ぎとして成立してしまう。
「問題は、売る側も買う側も『本当に野良犬か』を確認しないこと。首輪やGPSがあっても、いったん業者に渡れば短時間で転売される。飼い主が追跡してたどり着いた時には、すでに食肉処理場に送られた後。ペットの身元確認より、流通のスピードが優先されているのです」(前出・ジャーナリスト)
愛犬家にとっては、どうにも許しがたい犯罪なのである。
(川瀬大輔)
アサ芸チョイス
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