事始め後も六代目山口組は、親戚団体の慶事に精力的に動き回っている。12月19日、竹内若頭と五分の兄弟である稲川会・内堀和也会長が誕生日を迎え、六代目山口組最高幹部らが東京都港区の稲川会総本部を訪問した。司組長からの祝いの言葉と共に訪れたのは...
記事全文を読む→山口組
2日後、六代目山口組の中核団体である四代目弘道会もまた、代目を継承して初となる事始め式を執り行っていた。12月15日、三重県津市の傘下組織本部には早朝から弘道会の直参衆が断続的に集結していた。そんな中、午前10時前に野内会長が到着する。次に...
記事全文を読む→軽い休憩を挟み、いよいよ事始め式が始まった。司会進行は安東美樹若頭補佐(二代目竹中組組長)が務め、まず全員で物故者へ黙禱を捧げ、山口組綱領が唱和されたという。納会では行われていなかった重要な盃儀式も、久々に復活したという。司組長が気持ちだけ...
記事全文を読む→分裂抗争に終止符を打ってから8カ月が過ぎた。六代目山口組と司組長にとって、新年を迎えるための「事始め式」の挙行には格別の思いがあった。緊張した面持ちで臨んだ一同の胸に去来したものは何だったのか─。敵対組織の動向とともに、7年ぶりの伝統行事復...
記事全文を読む→六代目山口組直参の身にも、現在進行形で当局の捜査網が降りかかっている。12月2日、直系組織である二代目旭導会の川合彰典会長が、北海道旭川市から住民税非課税世帯に支給された物価高対策の給付金5万円を不正受給したとして、詐欺容疑で逮捕されたのだ...
記事全文を読む→圧力は六代目山口組だけでなく、敵対勢力にも向けられている。「六代目」への報復事件の実行犯として逮捕された絆會(織田絆誠会長)の金澤成樹若頭は、いまだ初公判に至っていない。金澤若頭は21年9月、配下にあった三代目竹内組・宮下聡組長(現・四代目...
記事全文を読む→「抗争終結宣言」後、分裂に起因する血なまぐさい暴力事件は鳴りを潜めても、六代目山口組やその敵対勢力に対する当局の警戒度は下がってはいない。それは現在も各組織に司法闘争を控える大幹部が存在することからも明らかだ。密着取材を続ける本誌だからこそ...
記事全文を読む→最終日の12月3日は、愛知県豊橋市の十一代目平井一家(薄葉政嘉総裁)本部を、関東の巨大組織・住吉会(東京)一行が訪れた。山口組と住吉会は、03年の北関東抗争など激しく対立した過去を持つが、近年は折に触れ、組織間の交流も見られる。また今年4月...
記事全文を読む→翌2日、西日本の諸団体で最初に名古屋駅に降り立ったのは、広島六代目共政会だった。荒瀬進会長が、同会最高幹部の薮内賢治最高顧問、正木隆裕理事長とともに送迎車に乗り込む。車はそのまま、会場となる愛知県瀬戸市の十代目瀬戸一家(清田健二総裁)本部へ...
記事全文を読む→分裂抗争での「最後の殺人事件」の裁判が、宮崎地裁で行われた。その一部始終を現地からレポートする!事件は24年9月9日に発生した。宮崎県宮崎市の池田組(池田孝志組長)系志龍会本部を、宅配業者を装った、六代目山口組三代目弘道会(当時)の十代目稲...
記事全文を読む→師走を迎えて、ヤクザ業界も慌ただしく動いている。12月初頭の3日間、全国の親戚・友好団体が、六代目山口組・司忍組長のもとを訪れたのだ。分裂抗争が今年4月に幕引きとなった今、「抗争なき2026年」に向け、ヤクザ組織の首領たちは、いかなる会談を...
記事全文を読む→上部団体である六代目山口組の外交戦略を占う意味でも注目されるのが、元最高幹部の小澤組・小澤達夫組長の存在だろう。小澤組長は19年10月の髙山相談役の出所直後、弘道会幹部から若頭補佐に抜擢されていたが、今年10月1日に田岡一雄三代目時代からの...
記事全文を読む→野内会長を支える弘道会最高幹部の陣容についても触れておこう。要役の若頭には、三代目髙山組・南正毅組長が就いた。竹内総裁が三代目弘道会会長に就任した際、髙山組の跡目を継承しており、いわば弘道会での“本流”を歩んできたことになる。分...
記事全文を読む→司忍組長―竹内照明若頭による六代目山口組の現体制で、その屋台骨を支えるのが四代目弘道会だ。先の分裂抗争では多くの逮捕者を出す一方で、対立組織からは常に目の敵にされ、その存在感の大きさが際立った。そんな弘道会の代替わりから2カ月が経過した今、...
記事全文を読む→
