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記事全文を読む→神戸山口組・井上組長「邸宅没収」の受難(3)親戚団体首領の誕生日に訪問
3月3日、六代目山口組最高幹部の姿は広島にあった。この日、広島六代目共政会・荒瀬進会長が誕生日を迎え、その祝いのために、司組長の名代として訪問したのだ。
午前11時前になると、共政会の組員が小雨が降る中、客人を迎えるために整列が始まった。そこに六代目山口組からの客人を乗せた車が到着。先頭の車両から降り立ったのは、荒瀬会長と五分の兄弟分である安東美樹若頭補佐(二代目竹中組組長)であった。後続の車両から、事務局次長を務める三代目岸本組・野元信孝組長と、直参で慶弔委員の四代目矢嶋組・武智浩三組長がそれに続く。六代目山口組一行は、待ち受けていた荒瀬会長、共政会最高幹部らに迎え入れられ、本部内へと歩を進めた。
同本部にはすでに司組長からの誕生祝いの品として、紅白一対の胡蝶蘭が事前に届けられていたという。気心の知れた兄弟分同士で話も弾んだのか、およそ1時間弱の滞在の後、荒瀬会長と六代目山口組一行は連れ立って本部を退出した。
「昨年もそうだったが、会食に向かったのではないか。荒瀬会長も安東若頭補佐も互いに忙しい身で、積もる話もあっただろう」(地元記者)
こうして両組織の絆が、さらに強固なものとなったのだ。
着々と全国のヤクザ組織との連携を強化する中、当局の手は六代目山口組直参の身に伸びていた。3月5日までに十一代目平井一家・薄葉政嘉総裁他2名が、昨年12月に豊橋市内の暴力団排除特別区域で営業する飲食店からみかじめ料を受け取ったとして、暴排条例違反の容疑で愛知県警に逮捕されたのだ。
警察によれば、薄葉総裁が指示し、正月に飾る盆栽の購入費の名目で3万円を店から受け取ったという。
薄葉総裁は分裂抗争中の19年に若頭補佐に昇格。当局の取締りが激しさを増す中、近年、集中的に複数回の検挙を受けてきた。昨年中に本人からの申し出で若中に戻っていたが、六代目山口組が一方的に分裂抗争の終結を宣言した現在に至っても、敵対組織の反応に見るべきものはない。このことを重く見る当局が警戒を解いていないことを、如実に示す逮捕劇となったと言えるだろう。
アサ芸チョイス
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