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記事全文を読む→「猫アレルギー」重症発作と闘いながら18年も飼い続けた猫好き女性「涙の告白」
今の時期の大きな流行といえば、花粉症だ。マスクをしている人の多くは花粉症対策なのだろうと思うが、花粉症はアレルギー反応なわけで、それは猫アレルギーも同じ。鼻水が止まらない、クシャミが止まらない、目が痒いといった症状も似ている。我が家は3匹の猫を飼っているが、猫でそんな思いをしたことがないのはラッキーである。
ただし、猫アレルギーの人の中には、苦しい思いをしても猫が好きという猛者がいる。猫アレルギーなのに18年も飼い続けたAさんに話を聞くことができた。
もともとは母親が大の猫好きで、道でニャーニャー泣いている猫を見つけると、ポケットに入れて拾って来るような人だったという。家で育てることができず、多頭飼いしている猫屋敷に預けるのだが、今度はそこで産まれた子猫をもらって帰ってくると…。
その母親が亡くなった際、2歳の猫(雌)が残された。Aさんには妹夫婦がいたが、義弟が喘息持ちで猫アレルギーもあるのか、泊まっていく時には車で寝ていることが多く、猫を引き取るのは難しかった。結局、Aさんが飼うことになった。
ところが彼女も飼い始めて、喘息の症状がひどくなった。最初は発作が起きて呼吸が苦しくなると、市販のカゼ薬などでどうにか誤魔化していた。しかし我慢できなくなるほどひどい時があり、病院に駆け込んで、詳しく調べてもらったという。
「先生、最近、喘息がひどくて」
「生活に何か変化はありましたか」
「ちょっと前から、母に代わって猫を飼っています」
それを聞いた医師は、猫アレルギーかどうかを調べてくれた。その結果、Aさんは「猫アレルギー」と診断された。
「先生には『猫を飼っちゃダメ』と言われました。でも2歳といえば、成猫ですよ。子猫じゃないから、もらってくれる人がいるかわからない。先生には『私が飼わなかったら死んじゃうじゃない』と反論して大ゲンカになりました。結局、やっぱり私が育てるしかないと…」(Aさん)
猫アレルギーにはいろいろな症状があるが、重篤なものでは彼女のように喘息とか、呼吸系疾患になる人がいるようだ
その後も喘息の発作が出るたびに病院へ駆け込み、点滴を打ってもらった。それである程度は症状が収まるのだが、そのうち効かなくなり、追加で点滴を打ってもらう。すると負担が大きいのか、心臓がバクバクして「止めてください」と訴え、入院することに。そんなことが月に1回くらいの時期があったというのだ。
そんな中、とあるタイミングで注射を打ってくれたそうだ。すると効果てきめん。症状がアッと間に消えた。「こんなことなら最初から注射してくれればいいのに」と思ったが、強い注射であり、回数をあまり打てないと説明されたそうだ。
そんな思いをしながらも、Aさんは飼い続けた。
「だって、あの猫(こ)は私がいないとダメなんですよ。ごはんをあげる人をちゃんと覚えているし、たまに遅く帰ると怒るんですよ。よく『あんたはいつ死ぬのよ』と話しかけたりしていました」
夜は必ず布団に入ってきた。寝る時は長袖を着て、マスクをつけて用心。ジャレて小さな傷がついただけでも発作が起きる。そんな時は処方してもらった塗り薬で対処した。
その猫は20歳で死んだ。苦しい思いをしながら、18年も飼っていたことになる。
「猫のお葬式をやってくれる近所のお寺で埋葬してもらいました。それから床から壁まで家中に掃除機をかけ、猫に使った物も全部洗ってきれいにしました。すると、喘息がピタッとなくなった。風邪も引かなくなりました。不思議なことに、いろんな症状が全部消えた。やっぱり喘息は猫が原因だったんですね」
猫アレルギーの原因は、猫の毛やフケが大もとだ。徹底的に掃除したことで、一掃できたのだろう。
(峯田淳/コラムニスト)
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