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記事全文を読む→BreakingDown格闘家の店が提供…麻布十番祭り「食中毒78人」蟹ラーメンから「ドブ川のヤバイ菌」が出ていた
東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。
東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出されたと発表し、「サルモネラ属菌」による食中毒と矮小化してるが、実はヤバイ菌が検出されていたのだ。
港区公式サイトの報道資料を読んで仰天した。発症者の便からはサルモネラ属菌のほかに下痢性大腸菌、プレジオモナスが検出されたからである。
プレジオモナス(正式名称:プレジオモナス・シゲロイデス)は東南アジアや南米など、亜熱帯の河川や湖水などの淡水に生息する病原菌だ。淡水魚、両生類、爬虫類などの内臓や腸管から検出される。日本では淡水魚の養殖場の下流で検出されたことはあるが、8度以下の水温で増殖できなくなるため、雪解け水が流れ込む清流で検出されることは少ない。水質の良くない、いわゆる「ドブ川」や、湖水で水温のあがる夏場に検出される。
このため日本国内での集団食中毒はごくまれ。東京都内でプレジオモナスが検出されたのは2002年以来24年ぶりで、全国でも2005年に大分県の研修施設で川の水をそのまま飲んだ集団食中毒以来、4例目となる。
蟹ラーメンに使われた蟹からはプレジオモナスは検出されなかったが、プレジオモナスは淡水に生息する菌なので、ズワイガニなど海産物を食べた客の便から検出されること自体、ありえない。淡水魚や両生類、爬虫類の糞便に汚染された食材や水槽、調理場、調理器具が使われた可能性が疑われる。
東京都と港区は厚労省に報告しない方針だって!?
港区は蟹ラーメンを提供した麻布十番の飲食店「割烹こめを」を2026年9月3日から9月9日までの7日間、営業停止処分とした。ところが食品衛生法63条3項で、50人以上の食中毒患者または疑い患者が出た場合「直ちに厚生労働大臣に報告しなければならない」と定められている上に、プレジオモナスが検出された食中毒案件なのに、東京都と港区は厚労省に報告しない方針だという。
「割烹こめを」は1分間格闘技「BreakingDown」に出場経験がある「闘う料理人」こめお氏が経営する、イスラム教徒に配慮する「ハラル食」提供店。有名人が経営するハラルフード店を国の食中毒統計に報告しないのは、まさかエジプト留学経験がある小池百合子都知事への忖度かと疑いたくなる。
日本国内のスッポンやウナギ、コイやドジョウを扱う和食店は信頼できる養殖場から材料を仕入れ、きれいな水で泥や糞を何度も抜いている。さらにプレジオモナスに汚染されているかもしれない内臓や腸は破らず、丁寧に取り除いた上で冷水で締め、食中毒のリスクを低く抑えている。どうか淡水魚や海産物は、専門店で安心して食べてほしい。
(那須優子/医療ジャーナリスト)
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