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記事全文を読む→麻布十番祭り「78人食中毒」の原因判明「蟹に火が通っていても安心できない」屋台グルメの被害回避「3つの鉄則」
9月3日なってようやく判明したのは、大騒動の「原因」たる「ラーメン」だった。
夏祭りの楽しみといえばやっぱり屋台グルメだが、そんな楽しいひとときを一変させる食中毒が発生した。8月22日と23日に開催された麻布十番納涼まつり(東京都港区)で提供された「冷やし蟹ラーメン」を食べた人など78人が体調不良を訴え、患者や調理従事者からサルモネラ属菌が検出されたのだ。
3人が入院し、すでに退院。港区は原因食品をこのラーメンと断定し、提供した店舗に9月3日から9日まで、7日間の営業停止を命じた。
気になったのは「写真を見る限り、蟹には火が通っているように見えるのに、なぜ食中毒が?」という点だ。食品衛生ジャーナリストは、次のように指摘する。
「食材を十分に加熱することは、食中毒予防の基本です。ただし加熱したからといって、それだけで安全が確保されるわけではありません。加熱後の食材を手で盛り付けたり、トングやまな板などに触れたりする過程で、菌が付着する二次汚染が起きる可能性があるからです」
焼きそば・たこ焼き・焼鳥・焼きとうもろこしは選択肢に
では、祭りでは何を選べばいいのか。比較的リスクを下げやすいものとしてこの食品衛生ジャーナリストが挙げるのは「注文を受けてから十分に加熱して提供する料理」だという。
「焼きそば、たこ焼き、焼鳥、焼きとうもろこしなど、中心部までしっかり加熱され、なおかつ調理後すぐに食べるものは選択肢になりやすい。ただし、これらも加熱不足や調理後の汚染があれば、リスクは生じます」
一方、生ものや半生の肉、魚介、長時間にわたり常温に置かれている料理、加熱後に手作業で盛り付ける冷たい料理などは、温度管理や衛生管理の影響を受けやすい。
今回の食中毒を「蟹の加熱不足だった」「調理従事者の手から菌が移った」などと原因経路まで判明したわけではない。とはいえ「火が通っているように見えるから大丈夫」とは限らないことを示す一件だ。
せっかくの祭り、屋台グルメを選ぶなら3つの鉄則「十分な加熱」「できたて」「適切な温度管理」を強く意識したい。
(カワノアユミ)
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