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記事全文を読む→【セントライト記念の大ヒント】ラジオNIKKEI賞組「格下馬が好走」の定石よりも「絶好調の上がり馬」妙味馬券ウハウハ度
9月13日に行われるGⅡ・セントライト記念(中山・芝2200メートル)は、GI・菊花賞(10月25日、京都・芝3000メートル)へ向けたステップレースのひとつ。過去10年のレース結果を振り返ると、GI・日本ダービー(東京・芝2400メートル)をはじめ、春のクラシック戦線を戦ってきた出走馬の好走が目立つ。
しかし「馬を走らせる側の論理」に立てば、これらの実績馬にとって、セントライト記念が「あくまでも本番を見据えた始動戦」であることは明らか。それでも能力差で圧倒してしまうケースは存在するのだが、基本的には実績馬の陣営がセントライト記念で「メイチ」に仕上げてくることはまずないと考えるのが妥当だろう。
事実、過去10年の上位入線馬を見渡すと、これら春の実績馬の隙を突く形で、GⅢ・ラジオNIKKEI賞(福島・芝1800メートル)を叩いた格下馬が好走している。「ならば狙うはラジオNIKKEI賞組か」と言えば、そうとは限らない。
多くの競馬ファンにとって「セントライト記念におけるラジオNIKKEI賞組の好走」は周知の事実。それゆえ格下馬にもかかわらず上位人気を形成するケースが多く、仮に好走を果たしたとしても馬券的な妙味は薄いのだ。
では、どうするか。筆者が着目しているのは、前々走の八代特別(1勝クラス、小倉・芝2000メートル)と前走の木曽川特別(2勝クラス、中京・芝2000メートル)を連勝して殴り込みをかけてきた、サヴォアフェール(牡3)である。
「伸びしろはかなりあります。道悪も問題ない」
サヴォアフェールは典型的な「今夏の上がり馬」だが、デビューから3戦目に初芝で臨んだL・若葉S(阪神・芝2000メートル)で勝ち馬から0.4秒差の3着と健闘。ちなみにこの時の1着馬マテンロウゲイル(牡3)は後の日本ダービーで5着に食い込んでおり、サヴォアフェールは若葉Sに続くGⅡ・京都新聞杯(京都・芝2200メートル)でも4着に好走するなど、潜在能力の高さは明らかだ。
このポテンシャルの高さに今夏の絶好調ぶりが加われば、まさに鬼に金棒。今回の1週前追い切りでは栗東CW(良)で7F「97.9-66.8-52.2-37.2-11.1(馬なり併入)」と、絶好の動き(1.5秒追走、アタマ差先着)を見せている。
同馬を管理する杉山晴紀調教師(栗東)はその後の最終追い切りでの気配も含めて、次のように秘めたる自信を覗かせているのだ。
「前走は今までになく出脚が良かった。だいぶ後肢がパンとしてきました。春よりもう一段良くなっており、伸びしろはかなりあります。調教でもどっしりとした感じが出てきましたからね。走りを見る限り、道悪も問題なさそうです」
道悪は問題ない――。陣営がレース当日の天候や馬場状態を気にかけるのは、胸に秘めたる「色気」があるからにほかならない。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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