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Posted on 2026年07月30日 20:30

フジテレビ「UFOオカルト番組」がチープでお粗末すぎた「再現ドラマ」「使い回し映像」「コスられネタ」ダメだこりゃ!

2026年07月30日 20:30

 昭和の時代夏の風物詩「オカルト特番」。心霊、妖怪、UMA、予言、宇宙人…あれこれ手を変え品を変え、視聴者を戦慄させてきた。
 かく言う私も「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)のエピソードにあったように、かつては「お昼のワイドショー」(日本テレビ系)の特集「あなたの知らない世界」を見て、夜にトイレに行けなくなったクチだ。

「木曜スペシャル」(日本テレビ系)の心霊写真特集を見た日などは、風呂場で目を閉じると背後に気配を感じ、シャンプーが目に入るのを堪えながら洗髪する、そんな小学生だった。
 大人になってからは耐性ができ、子供の頃のように怖がることはなくなったが、それでも怖いもの見たさで、「怖い話」や「不思議な出来事」にはつい食いついてしまう。

 ところが2000年代に入ってから「オカルト系」の特番が激減…というか、一時期はほぼ消滅した。一説では「視聴者への配慮」や「コンプライアンス」などが挙げられているが、個人的にはいきすぎた「バラエティー化」のせいで飽きられたのだと思っている。

 昭和の番組が怪しく謎めいて、心身に及びそうな危うさや「けがれ」すら感じさせたのに対し、2000年代以降は当たり障りのない薄味なものになり、視聴者が離れたのではなかろうか。
 そんな状況を嘆いた好事家たちが、ネット掲示板や動画配信サイトに流れたのは自然な流れだ。あとは1999年に「恐怖の大王」が来なかったことも、多くの人々を白けさせたに違いない。

 ところが昨年の夏あたりから、またホラー・オカルト特番をよく見かけるようになった。しかしその中身はネットやSNSで見つけてきたであろう、AI加工が疑わしいショート動画をただ映すだけ。あるいは、とあるタクシー会社による「心霊スポット巡礼ツアー」を複数の番組が横並びで取り上げるといった、手垢にまみれた素材を使った小手先のものばかり。これではブームの「再燃」どころか「終焉」を早めるだけだ。しかもその傾向は今年になって、さらに強まっている。

ハライチ・岩井勇気は大槻義彦名誉教授の足元にも及ばないつまらなさ

 例えば、先日の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)は「開かれた真実の扉 UFO事件大追跡SP」を放送したのだが、フタを開ければ目撃情報や再現ドラマばかりで、同局の「奇跡体験!アンビリバボー」と大差ない。ちょうど裏で放送されていた「VIVANT」(TBS系)シーズン2の第1話とハナから勝負する気がないような、お粗末な中身だった。

 さらに7月30日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)は「UFO&超常現象ウソかマコトか徹底解剖SP」と題していたが、「Mr.サンデー」で使われたUFO映像を流したり、高橋成美(元フィギュアスケート選手)が「超能力」を披露したりと、とにかくチープ。せっかく、ミラノ・コルティナオリンピックでの「りくりゅうペア」の演技に対する名解説と、ついこの前「オールスター感謝祭」(TBS系)の「赤坂5丁目マラソン」での力走で、私の中で彼女の株が上がっていたのに…。「結局、この路線にいくのね」と急に冷めてしまった。
 挙句の果てには、もう何度もコスられてきた「座敷童が現れる」と噂の旅館での取材映像を流す始末。そんなの原田龍二に任せておけよ、という感じだ。

 放送中に終始、否定的な態度だった岩井勇気(ハライチ)の言動も、早稲田大学・大槻義彦名誉教授の足元にも及ばないつまらなさ。この様子じゃ、来夏にはテレビからオカルトがすっかり消えていそうだ。

(堀江南/テレビソムリエ)

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