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記事全文を読む→【路線バスで鬼ごっこ】村重杏奈がリーダー・太川陽介を食った「GPSフル活用戦略」の意外な才能と行動力
8カ月ぶりに帰ってきたバス旅で最も存在感を放ったのは、看板を背負う太川陽介ではなかった。
「路線バスで鬼ごっこ~太川陽介から逃げ切れ~【茨城・水戸】」(テレビ東京系)が、9月12日午後6時30分から放送された。鬼チームは太川陽介、草薙航基、村重杏奈の3人。水野真紀、マギー、クロちゃん、大江裕、王林の5人が逃げる側に回った。
水戸・ひたちなか周辺に設けられた20カ所のチェックポイントのうち、逃げ子が午後7時までに15カ所をクリアすれば逃げ切り勝ち。鬼が時間内に全員を捕まえれば鬼の勝ち、というルールだ。
今回は安全面にも目が向く放送となった。バス旅シリーズは1月9日を最後に放送がなく、今回が約8カ月ぶりの再開である。その間に起きたのが、2月28日のロケ中の前園真聖の負傷だ。
出演者側がミッションの危険性を指摘し、内容変更を求めていた中、前園が不安定な斜面で転倒して右膝外側半月板損傷を負い、3月6日に手術を受けた。再開初回はチェックポイントが常陸牛や海鮮丼、ラーメンなどグルメ一色。事故対策と断言はできないが、安全を意識したようにも見える構成だった。
もうひとつの懸念材料がGPSだ。この番組では鬼チームが逃げ子の位置を常時確認できるルールが採用されており、「逃げ子の動きを読む頭脳戦にならない」「鬼が有利すぎる」と視聴者から批判の声が出ていた。追いかけるだけの鬼ごっこは面白くない、という不満である。
ところが水戸編では、そのGPSが番組最大の見せ場を生んだ。立役者は村重である。地図が得意ではないと自ら認める村重が、GPSで逃げ子の動きを追って太川の判断を支え、自ら確保に動いた。
マギーは佐和駅で待っていたバスの発車1分前に確保されている。圧巻だったのは、水野真紀の場面だ。GPSで位置を把握した鬼チームのバスが水野の乗るバスを追いかけ、2台が並んだ瞬間、車内から写真を撮って確保した。路線バス同士の並走という、この企画でしか生まれない展開である。
「村重にガンガンやられました」太川が脱帽
最後まで残ったクロちゃんは、鬼チームより先を走るバスに乗るなどして粘り、逃げ子側は目標まであと1つとなる14カ所まで到達した。しかし残り35分、歴史館偕楽園入り口バス停で鬼チームに撮影され、あえなく確保。結果は鬼チームの勝利である。
太川は放送前に「もうどっちがリーダーかわからないくらい、村重にガンガンやられました」とコメントしている。太川が路線と地図を読み、村重がGPSと脚で動く分業が機能した。この日のMVPは村重だったと言っていい。放送後のXでは、村重の行動力や太川との組み合わせを評価する声が上がった。
ただし、手放しで称賛できるわけではない。「鬼側が有利すぎる」「グルメだけでは単調」との指摘があったのだ。GPSをめぐる根本的な疑問は、今回も消えていない。皮肉なのは、そのGPSを最も面白く使ったのが、バス旅を知り尽くした太川ではなく「地図は難しい」と話す村重だったことだ。次回も同じ熱戦を生み出せるかどうかは、まだ分からない。
(ケン高田)
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