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記事全文を読む→六代目山口組・司忍組長「抗争終結後初」の誕生祝いに密着(2)竹中四代目の祥月命日に墓参
コンパニオンも加わったカラオケ大会が始まると、和気あいあいとした雰囲気で大いに盛り上がったという。事始め式の祝宴時には2曲も美声を響かせた司組長だったが、今回はその喉を披露せず、一堂の歌に耳を傾け、満足気な様子だったそうだ。
「分裂直前の15年1月25日には、司組長の誕生祝いを兼ねた山口組創立100周年の『百年祭』が、神戸市内の山口組総本部で開催されました。全国の組織の代紋頭も集まり、大いに盛り上がったその誕生祝いと比肩する、とまでは言いませんが、10年ぶりに頭を悩ませる雑事のない中での誕生祝いとあって、心からリラックスした祝賀ムードで開催されたのではないでしょうか」(ジャーナリスト)
宴席は2時間前後でお開きとなった。日が落ちて、周囲がすっかり夕闇に包まれた午後7時前、列席した直参が帰途に就く司組長を輪になるように取り囲み、最敬礼で見送る。
サングラスを外した司組長は笑みを浮かべながらも、送迎車に乗り込む直前には表情を引き締めていた。髙山清司相談役、青山最高顧問らがそれに続き退出し、この日の会合は、和やかなうちに終了したのだった。
当代の慶事を祝ったその2日後、六代目山口組最高幹部の姿は姫路市内にあった。祥月命日にあたる1月27日、竹中正久四代目が眠る市内の墓地に安東美樹若頭補佐(二代目竹中組組長)と、直系の二代目大石組・井上茂樹組長が早朝から供養の墓参に訪れたのだ。
午前8時30分、兵庫県警の捜査員約10人が監視する中、安東若頭補佐らは竹中四代目の墓所に足を運んだ。いまだ姫路市は特定抗争指定の警戒区域に当たり、準備を整えた組員が早々に退出した中、最少人数での墓参となった。2人は竹中四代目の遺影が掲げられた墓石を水で清め、その前でしゃがみ込み、深々と頭を垂れ黙禱を捧げたのだ。
「竹中四代目が凶弾に倒れたのは、41年前の85年1月。300件以上の抗争事件で約30人が死亡し、『史上最悪の抗争』と呼ばれた、山口組にとって最初の分裂抗争、山一抗争でのことやった。六代目山口組は昨年4月に、10年の長きにわたる歴史上2度目の分裂抗争を終わらせた。竹中四代目から竹中組を継承した安東若頭補佐は、亡き親分の命日に改めて竹中組、そして六代目山口組を守り立てていくことを誓ったんやないか」(地元関係者)
司組長が強く提唱する先人顕彰の教えを静かに、そして力強く実践したのだった。
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