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記事全文を読む→「320万円」のドローン兵器を「6億3000万円」のミサイルで迎撃のトホホ!アメリカを疲弊させるイランのゲリラ攻撃に「プーチンの支援」
アメリカとイスラエルによる奇襲攻撃で始まったイラン戦争に対して、イラン側は「非対象戦術」を駆使して「驚異の粘り腰」を見せている。
開戦の初期段階で制空権を奪われ、通常戦力でも大きく劣るイランにとって、空爆に空爆をもって応戦するのは不可能。そこで正面応戦に代わる戦術として選択されたのが、ゲリラ的な非対象戦術だった。すなわち「ドローン(自爆型無人機)を使って周辺諸国の米軍基地や関連施設などに攻撃をかけつつ、エネルギー輸送をはじめとするシーレーンの要衝であるホルムズ海峡を封鎖して徹底抗戦に持ち込む」というものだ。
そのゲリラ戦術を支える主力兵器となっているのが「シャヘド」と呼ばれるドローンである。これは米軍のドローン技術を応用して開発された兵器で、イランが保有するシャヘド型ドローンは1万機以上とされる。その優れた軍事性能は以下の通りだ。
●搭載されている衛星測位システムによって標的を正確に捕捉し、25~30キログラムの弾頭が衝突、爆発することで目標物を破壊する
●プロペラ駆動によって時速185キロメートルで低空飛行し、航続距離は最大で準中距離ミサイル並みの2500キロメートルに及ぶ
●ミサイルに比べて飛行速度が格段に遅く、かつ翼幅2.5メートルと反射断面積も小さいため、レーダー上で鳥や民間機などと区別するのが難しい
●昨年、衛星測位システムをアメリカ製GPSから中国製GPSに変更したことで、妨害電波の抑制が可能になるなど、兵器としての性能が一段と向上した
アメリカやイスラエル、そして周辺諸国の心胆を寒からしめているのは、性能の高さだけではない。軍事オペレーションに詳しい専門家が指摘する。
「米軍は目下、地対空ミサイルシステム『パトリオット』を稼働させて、飛来するヘシャド型ドローンを迎撃しています。問題はそのコスト。パトリオットの迎撃ミサイルが1発約400万ドル(約6億3000万円)であるのに対し、シャヘド型ドローンは1機約2~5万ドル(約320~800万円)と格段の差がある。頭を抱えた米軍は安価な迎撃用ドローンの導入に乗り出したわけですが、迎撃精度はパトリオットに比べて大きく劣るとされています」
さらに気になるのは、シャヘド型ドローンによるゲリラ攻撃の背後に「ロシアのプーチン大統領の影」がチラついていることだ。この専門家が続ける。
「ロシアは米軍関連施設の位置情報や衛星画像などをイラン側に提供して、ドローンによるゲリラ攻撃を秘かにバックアップしていると言われています。さらには、シャヘド型をモデルにした『ゲラン』と呼ばれるロシア製ドローンを量産し、イランの革命防衛隊や国軍に極秘提供しているとの疑惑まで浮上しているのです」
対イラン戦争は「出口なきドロ沼戦」の様相を色濃くしている――。
(石森巌/ジャーナリスト)
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