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記事全文を読む→森保ジャパンが「1月アジア杯」に入れるべき「秘密兵器」がいた!途中出場で「すごいゴール率」の柏レイソル・瀬川祐輔
再開したJリーグは、今季も大混戦の予感。そんな中、安定した活躍を見せているのが、ブラジル人のレオ・セアラ(鹿島アントラーズ)だ。ここまで9節を終了して11ゴールと得点ランキングのトップを走っており、このままいけば2年連続得点王の可能性は十分にある。
ただ、ブラジル代表どころか、その候補に挙がったこともない選手が2年連続の得点王でいいのか、だ。北中米W杯決勝トーナメント1回戦でブラジルに逆転負けを喫したことを忘れてはいけない。日本代表としてW杯ベスト8以上の成績を目指すのであれば、国内のプロリーグであるJリーグで、代表経験のない外国人に得点王を奪われてはならないのだ。
北中米W杯に出場し、町田ゼルビアに電撃移籍した小川航基は「Jリーグで得点王を狙う」と宣言したが、そうした意気込みでプレーする日本人選手が出てこないと、世界との差は縮まらない。
得点王は難しいにしても、数字の上でレオ・セアラを上回る日本人選手がいる。柏レイソルの瀬川祐輔だ。
瀬川はここまで、日本人選手最多の8ゴールを決めて得点王ランキング2位につけている。瀬川の凄いところは、その8ゴール全てを途中出場で決めたという点だ。途中から出場して試合の流れを変える選手を「スーパーサブ」と呼ぶが、瀬川の場合はゴールで試合を決めてしまうのである。
ではレオ・セアラを上回っている部分というのはどこか。それは1試合での平均得点だ。レオ・セアラは688分に出場して11ゴール。1試合平均で1.43点と高い数字を出している。ところが瀬川はレオ・セアラの半分以下の334分しか出場していないが、41分に1ゴールを決めている計算になり、1試合平均では2.15点という驚異的な数字を叩き出している。
卓越テクも強靭フィジカルも驚異的スピードもないのに
特徴としては、ダイレクトシュートの「ワンタッチゴーラー」だと言う人もいるが、左右両足でシュートができ、ドリブルからのシュートも得意。ペナルティーボックス内では冷静にコースを狙うこともできる。ショートカウンターでは、ゴール前に体を投げ出す泥臭いシュート。卓越したテクニックがあるわけではない。強靭なフィジカルを持っているわけでもない。驚異的なスピードもない。それでもシュートはどこからでも、いろんな形を持っている。
瀬川は現在、32歳。4年後のW杯には期待できないが、森保一監督に日本サッカー協会が出したミッションは、3カ月後の来年1月に開催されるアジア杯で優勝すること。W杯メンバーを中心に継続させた方がアジア杯優勝に近づくとして、大幅メなンバー入れ替えを行わなかった。
9月、10月の代表戦では、エースFW上田綺世(リール)を脅かすようなストライカーは出てこなかった。途中出場で試合を決めてしまうような、決定力のある選手も出てこなかった。
だったら瀬川を日本の秘密兵器として、アジア杯のメンバーに入れてもいいのではないか。アジアの大会なら通用すると思うのだが。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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