政治
Posted on 2026年07月22日 12:00

国民民主党・玉木雄一郎が身内議員の「おちょくりSNS投稿」に憤激した「お粗末すぎるコント」の顛末

2026年07月22日 12:00

 国民民主党の玉木雄一郎代表は財務省出身のエリートらしく、時にドヤ顔で与党を批判するが、まさかの旧民主党時代から永田町を賑わせてきた伝統芸「ブーメラン」が炸裂することになった。

 玉木氏は7月21日の記者会見で、自民党の小林鷹之政調会長が会期延長によってパプアニューギニアなどへの訪問を中止したことについて、
「副首都法案よりも議員外交を優先して、国会を閉じるべきだった。無理な国会延長をしたことが問題だ」
 与党が強硬に国会延長をしたことが招いた結果だと、語気強めに切り捨てた。

 折しもパプアニューギニアは、台湾代表処の閉鎖を発表したばかり。中国が南西太平洋の要衝で覇権を強める中、小林氏の訪問はまさに地政学上の「重要な外交日程」であったはずだ。
「われわれは行くべきだと思うし、そのために国会は閉じるべきだった」
 玉木氏は重ねて、与党側の対応に問題があるとの認識を示したのだった。

「極めて不適切だ」と苦虫を噛み潰したような顔で火消しに

 しかし、ここで見事なオチがつく。玉木氏が「重要な外交」と位置づけていたその渡航に対し、あろうことか身内である国民民主の向山好一衆院議員がXでおちょくっていたのだ。
〈行き先はパプアニューギニア。まさかバカンス?〉
 代表が重要性を力説する外交を、所属議員が「南国へのバカンス」扱いして冷笑するという、あまりにもお粗末な身内コント。

 投稿は慌てて削除されたものの、ネット社会で「消せば増える」は常識だ。結局、玉木代表は会見で向山氏の投稿について「極めて不適切だ」と、苦虫を噛み潰したような顔で火消しに走るハメになった。
 ここぞとばかりに与党の失点を追及し、国会最終盤での得点稼ぎを目論んだはずが、見事な放物線を描いてブーメランとなって返ってきた格好だ。

 かつての民主党がさんざんやらかしてきたあの「お家芸」を、国民民主党がこのまま引き継がなければいいが。与党の非を責める前に、まずは身内のSNSリテラシーと「党内での意思疎通」を優先してはいかがだろうか。

(岡田哲司/政治ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年10月15日 13:00

    過去の選挙での問題発言に加え、支持者をシャトルバスで無料送迎していたことをめぐって事実関係の弁明を二転三転させた末に、簗和生前農水相(裏金1746万円)が事実上の更迭となった。国会審議で野党から追及された際、当初は「選挙管理委員会に確認して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年10月16日 21:30

    昼どきの日本列島に緊張が走った。10月16日午後0時40分頃、気象庁は北海道根室市から北東約750キロの千島列島付近を震源とするマグニチュード(M)9.9の巨大地震が発生したとして、緊急地震速報を流した。テレビに映し出されたM9.9の数字に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年10月18日 12:00

    コント日本一を決める大会に「大人の事情」は無関係だった。10月17日に生放送された「キングオブコント2026」(TBS系)で、エントリー3445組の頂点に立ち、賞金1000万円を獲得したのは、吉本興業所属のジェラードン。アタック西本とかみち...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/13発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク