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記事全文を読む→【CS下剋上】DeNAが阪神に完封連勝した「データ分析班とアナリスト」の凄さ…ipadでデータをビジュアル化して即時伝達
DeNAが強いのか、それとも阪神が弱いのか。セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで、DeNAが阪神の本拠地・甲子園球場で2試合連続完封勝利を飾った。
巨人と阪神相手にCS4連勝は、単なる偶然ではない。DeNA・相川亮二監督は、
「連勝しているとか、負けていないとか、なんの意識もありません」
と余裕のコメントだ。
今季が監督1年目。地味すぎる相川監督の存在感は、セ・リーグではダントツで低かった。23年間の現役生活で強肩強打の捕手として横浜、ヤクルト、巨人の3球団を渡り歩き、2006年には王ジャパンのWBCで世界一を経験している。
2017年の現役引退時に巨人はコーチ職を打診したが、これを固辞。メンタルトレーナーのライセンスを取得してトレーニングジム経営などのキャリアを積んで、2019年から巨人の3軍バッテリーコーチとして指導者歴をスタートさせている。
「この時、巨人フロントが一塁でやらせたいと決めていた大城卓三を『私が捕手に育てます』と直訴したのが、巨人コーチ時代の相川監督の功績です」(巨人担当記者)
2022年からはDeNA1軍バッテリーコーチとして復帰。文字通りの叩き上げで、今季から監督に就任した。CSファーストステージでは巨人を破ってファイナルシリーズ出場を決めた。
「試合直後に相川監督は巨人・橋上監督代行のもとに駆け寄り、帽子をとって挨拶していました。そういうことができる監督です」(DeNA担当記者)
だが気配りでは勝負に勝てないことは、プロの世界なら当たり前。DeNAには12球団屈指の分析班がある。2017年シーズンオフから「R&D研究開発」部門としてスタート。
「データ分析班と、スコアラーや対戦分析をするゲームアナリストグループに分かれているのが特徴です。相川監督以下、コーチ陣と分析班のコミュニケーションは実にスムーズです」(前出・DeNA担当記者)
野球経験のない人材をどんどん採用
DeNAは12球団でいち早く「先乗りスコアラー」を廃止。データを集めてアナリストを全試合に帯同させている。
「DeNAのキャンプに行くと、驚きますよ。ブルペンでは分析班のスタッフがipad片手に投手陣に多くのデータをビジュアル化して、即時伝達していますから」(遊軍記者)
阪神も12球団の中では分析班の評価は高い。今季、ドジャースの大谷翔平が愛用しているというバーチャル打撃マシン「トラジェクトアーク」を総額2億円で購入している。
DeNAは2年前に下剋上で日本一になった。これを経験した選手たは「あの時に近いチームになっている」と、自信をみなぎらせている。そしてDeNA分析班によれば、
「相川監督になって、コーチ陣が我々の言うことを聞いてくれるようになった」
DeNAはこのデータ班セクションに毎年、求人(年収600万円から750万円)をかけて、野球経験のない人材もどんどん採用しているという。
(小田龍司)
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