スポーツ
Posted on 2026年10月07日 11:30

阪神「ようやく優勝セレモニーと胴上げ」連覇偉業でも藤川球児監督より岡田彰布顧問の「支持率」がはるかに上という現実

2026年10月07日 11:30

 球団史上初となるリーグ連覇達成の阪神が10月6日にようやく、聖地・甲子園球場で「優勝セレモニー」を行った。創立91年目で辿り着いたとあって、藤川球児監督は連覇を意味する「ピースサイン」をして7度胴上げされたが、
「ファンの方もすごく喜んでくれていますし、慣れることはないんでしょうね」
 と相変わらずの「蒟蒻問答」に終始していた。

 開幕前のセ・リーグは「阪神1強VS5弱」との予想が圧倒的だった。盤石の投手陣に加え、これからが全盛期の森下翔太と佐藤輝明のツートップが健在。昨年同様の独走Vは確実視されていた。
 10月6日の試合で広島に勝って、なんとか「全球団勝ち越し」こそしたが、毎シーズン優勝の分岐点といわれる「80勝達成」には残り2試合を全勝しなければならない。

 今季もライバル巨人との対戦は16勝8敗とお客さん状態だったが、クライマックスシリーズ(CS)で対戦するかもしれない3位・DeNAには13勝12敗と大苦戦。甲子園でも9月上旬までは3勝5敗だった。

 藤川監督の契約は、2024年オフに「3年を基本線とした複数年」で合意している。今季は故障者に悩まされたとはいえ、藤川采配で落とした試合は複数ある。藤川監督との「二頭体制」で就任した岡田彰布オーナー付顧問は自ら、
「(巨人の)橋上代行は大したもの。あの戦力でよくここまでやった」
 と藤川監督よりも、ライバル巨人の猛追を大いに評価していた。

 それでも藤川監督に関するブーイング報道は、ほとんど皆無だった。
「どの媒体にとっても、阪神タイガースは今も昔も優良コンテンツですから」
 と苦笑するのは、在阪新聞社幹部だ。
「阪神が負けた際に藤川監督の仏頂面を1面に掲載したら、その日に読者から『なんで応援できんのや』と多くの抗議がくる」

阪神優勝にことごとく関与している岡田顧問

 リーグ連覇は確かに偉業だが、CSを勝ち上がっても、パ・リーグは盤石の強さを誇るソフトバンクの進出が濃厚。昨年に続いて阪神が惨敗すれば、一気に逆風が吹き荒れる。
 反対に日本一を達成すれば、藤川監督の長期政権の芽が出てくるが、森下や佐藤にも苦言をぶつける岡田顧問の「支持率」は当然、藤川監督よりもはるかに上だ。

 1962年、1964年の阪神優勝で、小学校に入る前の岡田顧問は、阪神の後援者だった実父・勇郎(いさお)さんのアシストもあって「優勝パレード」に参加。1985年には選手で、2023年には監督再登板で日本一を達成しており、今年は顧問として初のリーグ連覇と、阪神の優勝にことごとく関与している。

 優勝セレモニーでは三冠王当確の佐藤が3度、宙に待った。日本シリーズ進出も去就は不透明な状況だが、メジャーリーグ挑戦に向けた「惜別胴上げ」だとの声がもっぱら。藤川阪神の今後は決して盤石ではないのだ。

(小田龍司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年09月30日 20:00

    「再結集した公明としての新しい出発になる」記者会見で党勢拡大への意欲を示したのは、公明党の西田実仁幹事長だった。中道改革連合の分裂に伴い、離党した公明党出身の衆院議員28人が間髪を入れずに、元の所属先へと復党した。これで衆参両院合わせて49...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年10月04日 11:15

    宮根誠司アナが司会の「情報ライブミヤネ屋」(日本テレビ系)が10月2日に放送開始から約20年で最終回を迎えた。読売テレビ制作の関西ローカル放送として、2006年7月31日にスタート。2008年3月31日から全国ネット放送を開始すると、一時期...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク