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記事全文を読む→「セ・リーグ新人王バトル」巨人・竹丸和幸と浦田俊輔を脅かす「阪神の新守護神」工藤泰成の猛追フル稼働
高橋遥人が15勝に到達し、阪神が4連勝で優勝マジックを7に減らしたヤクルト戦(9月23日・神宮)の最後を締めくくったのは、今や虎の守護神となった工藤泰成。4点リードの9回に5番手で登板すると、先頭の代打・松下歩叶、続く代打・丸山和郁を連続三振に。二死から増田珠に右中間への二塁打を許したが、最後は赤羽由紘を二ゴロに打ち取って、7試合連続無失点とした。
阪神は9月17日の広島戦(甲子園)から試練の7連戦だったが、6勝1敗で大きく勝ち越し。工藤はこのうち9月21日のDeNA戦で回またぎの2イニング登板を含め、5登板とフル稼働。この試合も今季3度目の3連投だった。
「(3連投は)問題なしです。普通に投げるつもりで準備していた。粘り強くみんなでつないで、投げられている。すごくいい流れが来ている」
そう語り、タフネスぶりを見せる工藤。今季はここまで52試合に登板して3勝0敗、11セーブ、12ホールド、防御率0.97をマークしている。ではセ・リーグ新人王争いにおいて、工藤はどんな位置にいるのか。パ・リーグでは開幕から12連勝を飾るなど、ソフトバンクのリーグ優勝に大いに貢献した前田悠伍投手が確実視されているが……。
負傷の浦田は盗塁王タイトルが厳しくなった
セ・リーグを見渡せば、激戦の様相を呈している。候補として挙がるのは工藤のほか、巨人・浦田俊輔内野手と竹丸和幸投手。当初は巨人の2人が先行していたが、8月に阪神のクローザーが岩崎優やドリスから工藤に代わって以降、形勢は大きく動いた。工藤が2人を猛追する格好となり、いよいよ新人王争いは混沌としてきたのだ。
9月23日の試合終了時点で、浦田の成績は118試合、打率2割7分1厘、0本塁打、27打点、36盗塁。竹丸は21試合の登板で11勝9敗、防御率3.40。いずれも新人王に選ばれてもおかしくない数字だ。
スポーツ紙記者が語る。
「浦田は9月中旬に負傷離脱し、盗塁王タイトルが厳しくなったことで、一歩後退の感があります。竹丸は2ケタ勝利というのが大きく、かなり有力でしょう。しかし工藤も登板数を重ねてホールド、セーブ数を増やしているので、チームが優勝すれば十分に可能性はあるでしょうね」
セ・リーグ新人王争いは、阪神と巨人の優勝争いの行方にかかっている……かもしれない。
(鈴木十朗)
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