社会
Posted on 2026年10月04日 18:02

六代目山口組VS神戸山口組 終結までの因縁死闘3430日(3)六代目山口組で古株直参が引退

2026年10月04日 18:02

 25年1月、回転式拳銃と実包20発を所持した六代目山口組直系の二代目國領屋一家(戸塚幸裕総長)元組員が井上組長宅にロープを使い壁をよじ登って侵入。拳銃の不具合で発射には至らなかったものの、敷地内の車両に放火する事件が発生した。

「その後の公判で井上組長に引退を迫るために起こした犯行であることが判明。井上組長が直接狙われたのは初めてで、分裂抗争が最終局面に入ったことをうかがわせました」(ジャーナリスト)

 同事件を最後に両組織間での抗争事件は起きていない。真夏の分裂からおよそ3430日が経過し、衝突がようやく鳴りを潜めたのだ。その後25年4月に、「抗争終結」を六代目山口組が宣言、約10年間の分裂抗争は終息へと向かう。

 今回の「指定」解除に先立って、当局の聴取に池田組、絆會は「抗争継続の意思」がないことを伝えたとされる。では、残る井上組長はどうなのか。その胸中をジャーナリストが分析する。

「当初、分裂を首謀した当事者に共通していたのは『最初に白旗をあげて土俵を割ることは避けたい』との思いだったはずですが、今や『たとえ、同陣営から他の団体が倒れても、自組織は立ち続ける』という意地と面子を貫徹する姿勢に転換したようにも見えます。そうなると明確な形で白黒の決着がつくとは言いづらい。六代目山口組がいち早く、司組長&竹内照明若頭主導の新体制を始動させ組織の刷新を進めたのは、こうした混迷からいち早く脱却する、という強い決意がうかがわれます」

 分裂抗争に「真の終止符」が打たれるのはいつになるのだろうか。

 去る9月12 日、分裂抗争で命を散らした絆會・楠本勇浩組員の祥月命日を迎え、射殺現場には供養の花が手向けられた。

 ジャーナリストが言う。

「今年6月、山口県下松市で、全国指名手配されていた実行犯、神戸山口組の菱川龍己組員が、およそ9年越しに逮捕されました。花を供えた関係者の素性はわかりませんが、慰霊の思いを強くしたことでしょう」

 分裂が残した爪痕の清算が、また一つ進んだのだ。

 それは六代目山口組でも同じなのだろうか。古株の直参の引退が発表された。

「五代目𠮷川組総裁の𠮷村俊平幹部です。六代目山口組の『抗争終結宣言』直後の昨年5月に、組織を実子の𠮷村俊一組長に譲り、総裁職に就いていました。この禅譲には健康面の問題があったとされ、引退の判断にも影響しているでしょう。𠮷村俊一組長の成長を見届ける形で申し出て、執行部会が行われた9月9日付で認められたそうです」

 寄合いには髙山相談役も出席し、吉村幹部の労をねぎらったという。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年10月08日 06:30

    夏の猛暑期に冷房を限界までフル稼働させていた愛車。カレンダーが10月になり、エアコンの設定を除湿冷房から暖房や送風へと切り替えた瞬間、送風口からモワッと漂う「酸っぱい嫌な臭い」に思わず顔をしかめた経験はないだろうか。その異臭の主因は、夏場に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年10月06日 18:00

    昨年、アサヒグループホールディングスに不正アクセスを仕掛けた海外ハッカー集団の中枢メンバーが、なんと大阪で捕まっていた。10月6日の各国における報道によれば、日本の捜査当局が拘束したのは「Qilin(キリン)」の中心人物とされる28歳で、ロ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/13発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク