秋風が心地よく吹き抜け、家飲みが一段と楽しくなる10月。仕事終わりの晩酌や週末のリラックスタイムに「いつもとはひと味違う、極上の酒の肴を楽しみたい」と思ったらどうするか。もちろん酒場へ繰り出すのも悪くないが、自宅のキッチンで手軽にプロ顔負け...
記事全文を読む→六代目山口組VS池田組「流血の抗争」全記録(3)最後の流血事件は宮崎で発生した
一方、岡山と並ぶ両者の最大の激戦地となってきたのが、九州・宮崎だった。池田組直系の志龍会と、「六代目」直系の四代目石井一家(総長=生野靖道若頭補佐)が幾度も火花を散らしてきたのだ。
分裂の翌16年には、志龍会系組員による石井一家系元組員刺殺事件が発生。現役組員ではなかったものの、分裂以降に「六代目」系列に犠牲者が出た初の事件となった。
20年9月の志龍会副会長殺人未遂事件、前述した22年4月の志龍会本部襲撃事件で、石井一家系列から実行犯が出たほか、23年10月にも志龍会幹部が宮崎市内の自宅マンションを出たところ、ナタを持った男に襲われ負傷した事件でも石井一家系組員が逮捕された。宮崎の地元関係者が言う。
「もともと志龍会は、分裂後に石井一家を脱退して池田組傘下となった因縁があり、両者の抗争は骨肉の争いの様相を呈しました」
そして、決定打となる事件が24 年9月に引き起こされる。宮崎市内の志龍会事務所で銃撃事件が発生。胸部に弾丸を受け死亡したのは、同会幹部だった。
「宅配業者を装った実行犯が、玄関口で応対した組員を躊躇なく撃ち続けていた。銃撃犯は現場を立ち去るでもなく、拳銃を路上に投げ捨て、目撃者に『早く通報しろ』と大声で告げていて、肚の据わった態度でした」(地元関係者)
現行犯逮捕されたのは、三代目弘道会(当時)系組員だった。同年12月に志龍会は解散。分裂抗争下において事件頻度で群を抜く宮崎での戦禍は、ようやく終息へ向かったのだ。
同事件を境に、六代目山口組は池田組と矛を交えていない。残る神戸山口組との指定は今年10月に期限を迎える。
「すでに六代目山口組側は兵庫県公安委員会に『抗争の意思がない』ことを内々に伝えているとも言われ、あとは井上組長側の出方にかかってくるのではないか」(ジャーナリスト)
六代目山口組の悲願である「本家帰還」へ向けたカウントダウンは始まったと言える。
事態が急展開する直前の8月13日、旧盆の入りを迎えた六代目山口組は歴代組長の墓参を行った。
山口春吉初代、登二代目の眠る霊園には、中田若頭補佐、事務局次長の三代目岸本組・野元信孝組長と五代目𠮷川組・𠮷村俊一組長が墓参。姫路市内の竹中正久四代目の墓所には安東美樹若頭補佐(二代目竹中組組長)と直参の三代目杉本組・山田一組長が足を運んだ。また、渡辺芳則五代目の墓所にも六代目早野会・鈴川驗二組長、五代目倉本組・塚原心一組長が墓参したあとに、中田若頭補佐が焼香に訪れたという。
参列者が歴代組長の墓前に、「終戦後の復興」を固く誓う1日となったことだろう。
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