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記事全文を読む→広島・菊池涼介が同僚選手に「ライターで炙ったフォークを押し当てた」加害証言で出る「登録抹消問題」
9月13日のヤクルト戦、広島の菊池涼介は3年ぶりとなる4番に座り、3点を追う8回に左翼への適時二塁打を放って、チーム唯一の得点を叩き出した。翌14日は2番に戻り、1回に右前打で出塁して先制の起点となり、3-0での完封勝利に貢献している。さらに15日も初回に右前打を放ち、2回には三塁ゴロで打点を加えた。36歳の二塁手は3試合連続で安打を放ち、1軍の戦力として働いている。
その菊池の名前が、全く別の文脈で表に出た。9月16日に「週刊文春」電子版が菊池を実名で挙げ、元同僚の羽月隆太郎氏への加害疑惑を報じたのである。
記事によると、静岡県での合同自主トレ中、酒が飲めない羽月氏が食事の席で飲酒させられ、うたた寝したところ、菊池がライターで熱したフォークを首に当てたと、球団関係者が証言している。その場には矢野雅哉と、現在は社会人野球のNTT東日本に所属する韮澤雄也も同席していたという。
羽月氏は以前から、同様の被害を訴えていた。5月28日のTikTok配信では先輩に逆らいにくいチームの空気に触れ、「飲めない酒を飲まされた」「ライターで炙ったフォークを首に当てられた」「傷は今も残っている」と語っている。配信では実行者の名前は明かされなかったが、今回、球団関係者の証言として菊池の実名が報じられたことで、羽月氏が訴えていた被害に、具体的な人物名と場所が結び付いた形になる。
小園海斗への措置との差は出るか
広島は現在、主力の小園海斗を登録抹消している。7月には小園や矢野らが薬物譲渡で起訴された人物と同席する写真が報じられ、矢野と前川誠太は家宅捜索を受けた。8月16日の阪神戦で守備に精彩を欠いて途中交代した小園が18日に抹消されたのは、そうした動揺が続く渦中での判断だった。菊池の疑惑とは性質が異なるものの、球団が主力にも例外を設けなかったのである。
では、実名で加害疑惑を報じられた菊池を、そのまま起用し続けられるのか。今季の成績は9月15日の試合終了時点で116試合に出場して打率2割4分4厘、7本塁打、34打点。全盛期の水準ではないが、9月に入っても安打と打点を重ねており、1軍から外せば前日まで結果を出していた戦力と長年の功労者を同時に失うことになる。
一方、調査や説明のないまま試合に出し続ければ、小園に見せた厳しさとの差が問われかねない。登録抹消は処分ではなく、事実確認が終わるまでチームから離す選択肢にもなりうる。菊池をいつまで1軍に置くのか。球団の対応が問われている。
(ケン高田)
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