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Posted on 2026年06月10日 20:30

ホワイトソックス西田陸浮はなぜ2週間でマイナー降格したか「好守連発」でも「未来のスーパースター優先」の非情判断

2026年06月10日 20:30

 ホワイトソックスの西田陸浮外野手が日本時間6月10日、3Aシャーロットに降格となった。
 5月25日にメジャー昇格を果たした西田は、ツインズ戦で即デビュー。初安打を放っただけでなく、右翼から本塁へ好返球を見せ、デビュー戦で7刺殺を記録するなど、強烈なインパクトを残した。

 かつてのイチローを彷彿させる背番号51を背負った小柄な日本人選手の躍動に、地元メディアは極めて好意的。村上宗隆との日本人コンビの活躍は、日本でも大きく報じられた。
 スピード感あるプレーで、ここまで12試合に出場して29打数7安打2打点、打率は2割4分1厘だった。

 なぜ西田は、約2週間でマイナーに降格させられたのか。
「最大の理由は、メジャー歴の浅い西田に『マイナーオプション』が残っていたことですが、今回は球団事情も絡んでいます」
 と指摘するのは、MLBジャーナリストだ。
「西田の降格は、ブレイデン・モンゴメリーのメジャー昇格に伴うもの。モンゴメリーは『未来のアーロン・ジャッジ』と称される有望株で、球団としてはマイナーでの状態が良くなれば最優先で昇格させたかった。その天秤にかけられた結果、西田が押し出される形になりました」

四球や長打で上積みを作ることができなかった

 さらにはビジネス面の事情も影響しているのだと、このMLBジャーナリストが続けて解説する。
「西田はデビュー戦から好守を見せましたが、メジャーでは長期計画で使いたい選手を、今後の商品価値やスター性といったビジネス面も含めて優先します。モンゴメリーの方が期待値が高い以上、ホワイトソックスが西田を降格させたのは妥当だといえます」

 もちろん、西田自身にも課題はあった。打率2割4分1厘は極端に悪い数字ではないが、出塁率も長打率も同様の数値だった。四球や長打で上積みを作れなかったのだ。
「西田の魅力は、3Aで見せていた出塁能力とスピード、複数ポジションを守れる器用さです。3Aでは打率3割4分7厘、出塁率4割5分4厘と素晴らしかったものの、メジャーでは投手の球威と配球は段違い。モンゴメリーを押しのけてまでメジャーに残るには、打席でさらに明確な結果が必要だったということです」(前出・MLBジャーナリスト)

 再びシカゴに戻るには、3Aで「落としたことを後悔させる数字」を叩き出すしかない。

(川瀬大輔)

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